水曜の深夜0時を過ぎたころ、布団の中でスマホの画面をスクロールしていた。
老後2000万円の試算ページだ。月1万円の積立を30年続けた場合の計算が出ている。元本360万円、年率3%で複利計算すると580万円くらい。2000万円には1400万円以上足りない。
おれは31歳で、SESの会社員で、年収430万円で、独身だ。神奈川の1Kに住んで家賃7.2万円。つみたてNISAは去年の1月から始めて、毎月1万円積み立てている。楽天証券の口座だ。残業は月30時間あって、帰宅は22時を過ぎることもある。
その夜、初めて本気で「副業」を調べ始めた。
会社員が副業を「始められない」理由

副業を考えたとき、最初に開くのはたいてい「副業 おすすめ」の検索結果だ。
出てくるのは「ブログで月10万円」「YouTube副業で会社員が自由を手に入れた」「クラウドワークスで在宅ライター」。どれも根拠がふわっとしていて、「おれにできるのか」という問いには答えてくれない。
SESで働いているから、プログラミングの副業が一番手っ取り早いとは思う。でも本業と同じ仕事を副業でやる気力は残っていない。帰宅後に別のコーディングを続けるのは、体力的にも精神的にも続かないと3日で気づいた。
「手を動かす時間と、収入が比例しない仕組みじゃないと続かない」──それが副業を考えるときの出発点だった。
NISAだけじゃ足りない、という現実

去年の1月、新NISAが始まったタイミングで楽天証券を選んだ。SBI証券と1週間迷った。
2026年時点で、SBI証券と楽天証券のNISA比較でよく議論されるのはこのあたりだ。
楽天証券のメリット
楽天ポイントで投資信託を購入できる。楽天カードのクレカ積立は月5万円まで1%ポイント還元。楽天市場をよく使うなら、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の恩恵もある。アプリ「iSPEED」のUIは分かりやすく、初心者が最初に使う証券口座として人気が高い。
楽天証券のデメリット
IPO(新規公開株)の当選確率はSBI証券より低い。夜間取引(PTS)に非対応なため、夜間ニュースに即時対応したい人には向かない。信用取引の手数料体系がやや複雑で、積極的に取引するなら調べが必要になる。
SBI証券のメリット
国内証券のIPO引受数はトップクラス。住信SBIネット銀行との連携でATM手数料の恩恵が得やすい。三井住友カード(ゴールド以上)でのクレカ積立は最大2%還元と、楽天カードを上回るポイント還元を狙える。iDeCoの管理費用も業界最安水準で長期積立向き。
SBI証券のデメリット
公式アプリが複数あってUIが散らかっており、最初のNISA設定手順は楽天より煩雑。ポイントプログラムの複雑さも、楽天のシンプルさと比べると説明が要る。
おれが楽天証券を選んだのは「楽天カードをすでに持っていたから」という弱い理由だった。それでも、月1万円のつみたてNISAを続けているうちに「選択の違いより、続けることの方が大事」と思うようになった。
問題は選択じゃなく、「月1万円では老後の試算が合わない」という数字そのものだった。
手取りは月28万円ほど。固定費は家賃7.2万、光熱費2.2万、スマホ1.2万、食費3.5万、交通費1.5万で計15.6万円。残り12.4万円からNISAに1万積んで、残り11.4万。それが全部貯金に回るわけじゃない。
副業で月3〜5万円の収入が加わるだけで、30年後の試算はまったく変わる。
副業として「FX」を選んだ理由
ここで正直に書く。FXは投資であり、損失が発生する可能性がある。元本の保証はない。「必ず稼げる副業」ではないし、そういう書き方もしない。
それでも副業の選択肢として考える理由は、会社員としての生活サイクルと相性がいいからだ。
調べた中でDMM FXを選んだ。スマホアプリの使い勝手が一番よかったからだ。指一本で成行注文が出せて、チャートの操作が直感的だった。
2026年4月時点の公式情報では、DMM FXは新規口座開設と取引条件の達成で現金キャッシュバックの特典がある。副業の「入口コスト」を抑えたい会社員初心者にとって、口座開設で特典が発生する仕組みはわかりやすい動機になる。
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親の老後が頭をよぎった夜
副業を考えた動機はもうひとつある。
父は64歳で、来年定年だ。退職金は出るが、公的年金と合わせても月25〜28万円の見通しだと聞いた。母はパートで月4〜5万円を稼いでいるが、60代後半になれば継続は難しい。介護が必要になる前に、自分が「仕送りできる余力」を持てるかどうか、それが現実的な問いだった。
NISAの月1万円は30年先の話だ。親への仕送りが必要になるのは、5〜10年後かもしれない。
短期で動ける副業収入の柱として、FXとCFDを並走させることにした。
CFDを始めたのはFXの6ヶ月後
DMM FXで3ヶ月ほど感覚をつかんだあと、DMM CFDを使い始めた。
CFD(差金決済取引)は、株価指数・原油・金・仮想通貨などを証拠金で取引する仕組みだ。個別株を選ばずに「日経225」「S&P500」「金価格」の動きを取れるため、情報収集の範囲がFXより広がる感覚がある。
DMM CFDは全銘柄の取引手数料が0円で、入金時にキャッシュバック特典がある(2026年4月の公式情報による)。FXと同じアカウント体系で管理できるため、切り替えのコストが低かった。
副業として「株価指数を短期で取引したい」という場合、SBI証券や楽天証券の現物株よりも、CFDの方が少額からレバレッジを使った機動的な取引ができる。SBI・楽天はNISAとiDeCoの長期積立、CFDは短期の運用、という使い分けで整理している。
最初の3ヶ月で2万4000円損した話
損を出したのは事実だ。最初の3ヶ月で2万4000円のマイナスだった。
「やっぱりFXは無理だ」と思いかけた。でも損切りのルールを自分であらかじめ決めていたから、損失はそこで止まった。やめなかった理由はそれだけだ。
副業としてFXやCFDを始める前に、最初に決めておくべき三点がある。
1. 月の損失上限:おれは月3万円までと決めた。それを超えたらその月の取引はやめる。
2. レバレッジの上限:最初の半年は2〜3倍に固定した。「最大レバレッジ25倍」は口座の仕様であって、使うかどうかは別の話。
3. 目的の数字:「月2万円分の仕送り原資を副業で作る」という具体的な目標を先に決めた。
目的が具体的であるほど、損失があっても立て直せる。「副業で稼ぎたい」という漠然とした動機だと、最初の損失でやめる。
2026年、副業初心者の会社員が動くとしたら
副業の始め方は、一つの選択から動かすことだ。SBI証券と楽天証券の比較を1週間している間は1円も増えない。FXのリスクを調べている間も、副業収入はゼロのままだ。
2026年の副業初心者向けの整理はこうだ。
副業は「始めた日」が一番大事で、「調べ終わった日」は永遠に来ない。
5分でフォームを開ける。まずDMM FXの公式サイトで口座開設の手順を確認することが、今日できる最初の一手だ。
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*※ 投資・FX・CFDは元本保証のない金融商品です。本記事は副業の一例を紹介するものであり、特定の投資成果を保証するものではありません。商品情報は2026年4月時点の公式情報に基づきます。取引の判断はご自身の責任で行ってください。*