「塾、行きたい」——その一言が出たのは夜9時すぎ、松本の食卓だった。中1の長男だ。
のはそれから2週間後のことだ。
妻と目が合った。台所に移って、2人で10分黙った。月2.8万の塾代がどこから出るか、どちらも分かっていた。住宅ローンの残りは2,800万。妻のパートは月8万。ボーナスは去年から2割減り、今年はゼロかもしれないと同僚が囁いていた。
— ソフトバンク光とドコモ光とは、NTT回線を借り受けて提供する光回線サービスを指す。月額・キャッシュバック額・スマホセット割の三軸で選ぶのが2026年の定石だ。
その夜、スマホで「光回線 乗り換え 安い」と検索した。フレッツ光の請求書を引っ張り出すと、月6,200円。「そういえばずっとこのまま使ってたな」と気づいた。
松本の42歳が計算した通信費の総額

まず自分の通信費を棚卸しした。
| 項目 | 月額 |
|——|——|
| 光回線(フレッツ光) | 6,200円 |
| 携帯(大手キャリア×3台) | 24,000円 |
| 合計 | 30,200円 |
月3万円超。年間で約36万円だ。車2台のガソリン代と保険で月4万、冬は灯油代が月1.2万追加される松本の家計で、通信費はほぼ手つかずの聖域になっていた。「固定費を見直せ」と雑誌で何度も読んでいた。でも何から手をつければいいかが分からなかった。息子の一言が、初めて自分の手を動かした。
ソフトバンク光とドコモ光、2026年の実力差

「どっちも同じNTT回線でしょ?」——その認識は半分正しく、半分間違っている。物理回線は同じNTT回線でも、キャッシュバック額・月額・セット割の組み合わせで、初年度だけで3〜6万円の差が出る。
| | ソフトバンク光 | ドコモ光 |
|—|—|—|
| 月額目安(戸建て1G) | 約5,500円〜 | 約5,720円〜 |
| キャッシュバック(代理店経由) | 最大40,000円 | 最大20,000円前後 |
| 工事費 | 実質無料 | 実質無料 |
| スマホセット割 | SoftBank/Y!mobile | docomo |
| 回線品質 | NTT回線(同等) | NTT回線(同等) |
| おすすめ条件 | Y!mobile/SoftBankユーザー | docomoユーザー |
※2026年4月時点の代理店キャンペーン情報。公式サイトで最新情報を確認のこと。
SoftBankかY!mobileのスマホを使っているなら、ソフトバンク光は実質的に一択だ。 セット割でスマホ代が1回線あたり月1,100円割引になる。我が家は妻がY!mobile。この1台分だけでセット割が適用される。現金キャッシュバックを最大化したい人には、この表の中でソフトバンク光が最適だ。
キャッシュバック40,000円が出る理由と機会損失の計算
ここがこの比較の核心だ。
ソフトバンク光のキャッシュバックは、代理店(アウンカンパニー)経由で申し込むと最大40,000円になる(2026年4月時点)。ドコモ光は代理店経由でも最大20,000円前後が上限になることが多い。差額は20,000円。
現在のフレッツ光から乗り換えた場合の試算:
- フレッツ光(現在):月6,200円 → 年間74,400円
- ソフトバンク光(戸建て):月約5,500円(プロバイダ込み目安)→ 年間66,000円
- 差額:年間8,400円の削減
- キャッシュバック40,000円を加えると → 初年度だけで約48,400円のプラス
- 妻のY!mobileセット割(月1,100円×12ヶ月)→ さらに13,200円の削減
初年度トータルの差:約61,600円。
長男の塾代(月2.8万)換算で、2ヶ月強分に相当する。「乗り換えるだけで塾代の足しになる」という感覚は計算上も正しかった。今の光回線のまま1年間放置すると、この約6万円をただ払い続ける。2026年も4月を過ぎた。年内に動かなければ、このキャンペーンがいつ終了するかはわからない。
乗り換えで後悔しないためのデメリット3点
正直に書く。ソフトバンク光にも弱点がある。
1. キャッシュバックは開通後8ヶ月前後に自分で申請が必要
40,000円は自動振込ではない。開通の8ヶ月後に指定URLへアクセスして申請しないと失効する。これを知らずに「キャッシュバックが来なかった」と怒る人が毎年出る。申込と同時に、スマホのカレンダーへ「CB申請(開通日 + 8ヶ月)」とリマインダーを入れることを強く勧める。
2. フレッツ光からの転用か新規工事かで手順が変わる
現在フレッツ光を使っているなら「転用」手続きが使える。NTT回線をそのまま活用するため、工事不要で開通できるケースが多く、1〜2週間で完了する。新規引き込みの場合は半日の立会い工事が必要だ。
3. 2年縛りの解約違約金
解約月を外すと9,500円程度の違約金が発生する。ただし現在のフレッツ光・プロバイダの違約金は、ソフトバンク光のキャッシュバック(40,000円)でほぼ相殺できる計算だ。デメリットを踏まえた上でも、計算はソフトバンク光に傾いた。
読者の声:「docomoメインだからドコモ光でいいんじゃないの?」
回答:docomoスマホをメインで使っているなら、ドコモ光 + docomoのセット割は有力な選択肢だ。ただし2026年時点の現金キャッシュバック上限額は、ソフトバンク光の方が高い。
ポイント還元と現金キャッシュバックは使い勝手が違う。塾代や学用品のように具体的な現金支出に充てるなら、ソフトバンク光の現金40,000円の方が即効性がある。家族全員がdocomoで統一されている場合は、ドコモ光 + docomoセット割がトータルでお得になるケースもある。判断基準は「スマホのキャリアが家族でどう分かれているか」だ。
読者の声:「SBI証券・楽天証券でNISAを始めたい。まず通信費を削るべき?」
回答:その順番で正しい。固定費を先に削ってから投資原資を確保するのが、無理なく続けられる唯一の方法だ。
総務省の家計調査(2025年)によると、二人以上世帯の通信費平均は月約16,000円。見直しで月5,000〜8,000円を浮かせた世帯が、その余剰でSBI証券や楽天証券のNISA口座に積立を始めるケースが増えている。2026年時点では、SBI証券・楽天証券ともに新NISAのつみたて投資枠の手数料は無料だ。楽天証券はポイント投資との相性がよく、SBI証券は銘柄数の多さが強みとされているが、手数料・メリット・デメリットに本質的な差はほとんどない。光回線の見直し(月▲1,600円〜)をNISAの積立(月+1,600円〜)に直結させる流れは、家計の実感として動かしやすい。
読者の声:「長野・松本で工事なし乗り換えできる?」
回答:現在フレッツ光(NTT西日本エリア)を使っているなら、転用手続きで工事なし乗り換えが基本的に可能だ。
NTT西日本エリア(長野県含む)では、フレッツ光からソフトバンク光への転用申請をネットで行うと、翌日〜2日以内に「転用承諾番号」が発行される。その番号をソフトバンク光の申込フォームに入力するだけで、立会い工事なしに開通できるケースが多い。開通まで約2週間。最終的な工事有無は現地の回線状況に依存するため、申込時にオペレーターに確認することを勧める。
固定費を削った後の次の一手
光回線を見直して月1,600〜5,000円を浮かせたとして、その資金をどう動かすか。NISAの積立が王道だが、ある程度慣れてきてレバレッジを使った取引に興味が出てきたなら、DMM CFDが選択肢の一つになる。全銘柄の取引手数料が0円で、入金時に特典も受け取れる。まず口座だけ作っておく、という入り方もある。投資は元本保証ではないため、リスクを理解した上で検討してほしい。
固定費削減 → 余剰資金確保 → 資産形成、この順番を崩さないことが重要だ。
—
2026年4月、松本市内。フレッツ光のまま過ごした6年間で払った光回線代は、約447,000円(月6,200円×72ヶ月)。乗り換えは早い方が損が少ない。長男には「塾、行っていいよ」と言った。塾代を「浮かせた」わけではない。でも固定費から「生み出した」感覚は本物だ。
あなたが今日やること
1. 下のボタンからソフトバンク光の公式サイトを開く(30秒)
2. 自分のスマホキャリアを確認し、セット割の対象かチェックする
3. 申込フォームに必要事項を入力する(約5分、スマホのみで完結)
4. スマホのカレンダーに「CB申請リマインダー(開通後8ヶ月)」を設定する
5. 完了 → 最大40,000円キャッシュバック + 工事費実質無料を受け取る
このページを閉じて何もしなければ、来月も再来月も今と同じ金額を払い続けることになる。キャンペーンは2026年5月時点でも継続中だが、終了日は予告なく変更される。 行動のハードルは低い。スマホだけで、5分以内に申込が完了する。
📊 今回紹介した商品を比較