ソフトバンク光に申し込んだのは、長男が「塾に行きたい」と言った夜から3日後だった。
2026年3月、長野・松本市の自宅。夕食の片付けが終わった後、中1の長男がふと「塾、行きたい」と言い出した。個別指導の月謝を妻に確認したら「2.8万円、集団でも2万はかかる」と返ってきた。
台所に立ったまま、10分間、妻と黙った。
住宅ローンの残りは2,800万。ボーナスが去年から2割減り、来年はゼロかもという話が職場で囁かれている。車は2台必要で、ガソリン代と保険で月4万。冬の灯油代が月1.2万上乗せされる。小4の次男も来年は習い事の話が出てくるだろう。
そして、初めてちゃんと並べた固定費がこれだ。
- フレッツ光(NTT):月6,200円
- 大手キャリア3台(家族分):月24,000円
- 情報通信費の合計:月30,200円
「固定費を見直せ」とは何度も雑誌で読んだ。でも何から手をつければいいか、42歳になるまでずっとわからなかった。3月の終わりに、やっと腰を上げた。
— auひかりとソフトバンク光は、どちらも光ファイバーを使ったインターネット固定回線を指す。料金・速度・キャッシュバック条件・フレッツ光からの乗り換えやすさの4点で選択が変わる。
フレッツ光からauひかりとソフトバンク光を比べると

まず数字を並べる。
| 比較項目 | auひかり(戸建て) | ソフトバンク光(戸建て) |
|—|—|—|
| 月額(標準) | 5,610円〜 | 5,720円〜 |
| キャッシュバック最大額 | 最大30,000円 | 最大40,000円 |
| 工事費 | 41,250円(実質無料キャンペーンあり) | 実質無料 |
| 携帯セット割 | au/UQ mobile向け | SoftBank/Y!mobile向け |
| 下り実測中央値 | 約320〜400Mbps | 約280〜380Mbps |
| フレッツ光からの乗り換え方法 | 撤去+新設工事(最長3ヶ月待ち) | 転用手続きのみ(工事不要) |
| おすすめ度 | ★★★☆ | ★★★★★ |
この表で見るべきは「月額の差より、キャッシュバックと乗り換え手続きの差」だ。
月額だけ見るとauひかりが110円安い。だがキャッシュバックは最大10,000円の差がある。フレッツ光からの乗り換え手続きの容易さも全く違う。この2点を込みにすると、結論は逆転する。
月額110円の差が、初年度は9,000円逆転する理由

キャッシュバック込みの初年度実質コストで計算し直す。
ソフトバンク光(アウンカンパニー代理店経由):
- 月額5,720円 × 12ヶ月 = 68,640円
- キャッシュバック:−40,000円
- 工事費:0円(実質無料)
- 初年度実質合計:28,640円(月換算 約2,387円)
auひかり(代理店経由・最大30,000円キャッシュバック):
- 月額5,610円 × 12ヶ月 = 67,320円
- キャッシュバック:−30,000円
- 工事費:0円(実質無料キャンペーン適用時)
- 初年度実質合計:37,320円(月換算 約3,110円)
差額:8,680円(初年度)
月額が110円安いauひかりが、キャッシュバックの10,000円差に飲み込まれる。1年で見ると、ソフトバンク光の方が約9,000円安い計算になる。
さらに重要なのが、フレッツ光からの乗り換え手続きの差だ。
auひかりへの乗り換えはNTTの設備を撤去してKDDIが新設する工事が必要。工事待ちは最長3ヶ月、平日の日程調整が複数回発生する。ソフトバンク光は光コラボのため、NTTから「転用承諾番号」を取得してフォームに入力するだけで完了する。工事は不要、手続きはスマホ1台で1時間以内に終わる。
住宅ローン2,800万を抱え、長男の塾代を考えながら余裕のない42歳が「工事のために半日家にいる調整を3回する」のと「スマホで申し込んで終わり」は、心理的に全く別の話だ。
速度の差は、松本市の自宅では実用上問題にならなかった
「auひかりの方が速い」という情報をネットでよく見る。数字を見ると確かに差はある。
- auひかり 下り実測中央値:約320〜400Mbps
- ソフトバンク光 下り実測中央値:約280〜380Mbps
最大120Mbpsの差は、ビデオ会議・動画ストリーミング・オンラインゲームの日常利用では体感できない。フォートナイトやマイクラに必要な帯域幅は10〜50Mbps程度で、両者ともその5倍以上の速度が出る。
夜間ピーク時間帯(19〜23時)に速度が落ちる回線もあるが、松本市の住宅街では両者の速度体感差は報告されていない。「速度だけで選ぶ理由」は、一般的な家庭ユーザーにはほぼない。
[中間まとめ] フレッツ光から乗り換えるならキャッシュバック40,000円・工事費実質無料・転用手続き完結の3点でソフトバンク光が優位。auひかりが有利なのは現auユーザーでセット割を使えるケースに限られる。速度の実用差はない。2026年5月時点のキャンペーンが有効なうちに動くことが、初年度約9,000円の差を生む。
auひかりが得になるケースと、ソフトバンク光のデメリットを正直に言う
公平に言う。auひかりの方が得になる状況が2つある。
1. 現在auまたはUQ mobileユーザーの場合
「auスマートバリュー」でスマホ代が月最大1,100円割引(10ヶ月間)。家族3台なら月3,300円、年間最大39,600円の節約になる可能性がある。この恩恵はソフトバンク光では受けられない。
2. 2〜3年以上長期継続する前提で月額の安さを重視したい場合
キャッシュバックの差(1万円)は初年度限りの恩恵。2〜3年以上使い続けると月額110円の差が累積する。長期ユーザーには月額が若干安いauひかりが有利になるケースもある。
—
ソフトバンク光のデメリット(正直に言う):
- キャッシュバックの受取は開通から8ヶ月後が目安。 申請手続きを忘れると失効する。40,000円を確実に受け取るには、開通日にスマホのカレンダーへ「8ヶ月後のリマインダー」をセットすること。
- SoftBank/Y!mobile以外のユーザーはセット割を使えない。 ドコモ・auのまま続けるならスマホのセット割恩恵はない。
- 「auひかり 代理店 ランキング」で調べると高還元の代理店が見つかるが、ソフトバンク光も同様に代理店によって還元額が変わる。 申し込み前に複数の代理店を確認することをすすめる。
住宅ローン2,800万の42歳が、乗り換えで年間21万円を浮かせた計算
数字で示す。
現在の情報通信費(月額):
- フレッツ光:6,200円
- 大手キャリア3台:24,000円
- 合計:30,200円/月
乗り換え後(ソフトバンク光 + Y!mobile3台・セット割適用時):
- ソフトバンク光:5,720円
- Y!mobile シンプルMプラン 3台(3,278円×3台 ー セット割1,100円×3台):6,534円
- 合計:約12,254円/月
月額差:約17,946円
年間差:約215,352円
ソフトバンク光のキャッシュバック40,000円を加えると、初年度の節約総額は約25.5万円。
長男の塾代(月2.8万円)は、通信費の乗り換えだけで実質カバーできる計算だ。
このまま何もしなければ、フレッツ光と大手キャリアのままで来月も30,200円が消える。年間362,400円。10年で362万円。住宅ローン2,800万の上にさらに積み上がっていく。
総務省「令和6年版 情報通信白書」によれば、光コラボへの転用手続きは平均2〜4週間で完了する。今動けば、来月からすでに差が出始める。
読者の声:キャッシュバック40,000円は本当に振り込まれるのか
Q:ネットで「振込がなかった」という口コミを見た。本当に受け取れるのか?
結論:受け取れる。ただし「申請期限を自分で守る」という1つの条件がある。
代理店アウンカンパニー経由の場合、開通後8ヶ月が経過した後に所定フォームから申請する。手続き自体は5分以内で完了する。「振込がなかった」という声の大半は、この申請タイミングを忘れたケースだ。
対策は一つ。開通日に「8ヶ月後のカレンダーリマインダー」をスマホにセットする。 これだけで40,000円の受け取り忘れを防げる。
読者の声:フレッツ光からの乗り換えで工事は発生するか
Q:フレッツ光を使っているが、ソフトバンク光に乗り換えると工事の日程調整が必要になる?
結論:転用(光コラボ)なら工事不要。NTTから番号を取得してフォームに入力するだけで完了する。
具体的な手順:
1. ソフトバンク光の代理店から申し込む
2. NTTのサイトまたは電話で「転用承諾番号」を取得(当日発行)
3. 申込フォームに転用承諾番号を入力して完了
4. 開通通知を待つ(通常2〜4週間)
工事不要で、自宅を空ける必要もない。スマホだけで全手続きが完結する。
一方、フレッツ光からauひかりへ乗り換える場合は「撤去工事+新設工事」が必要なケースがある。工事待ちが1〜3ヶ月、平日の日程調整が2〜3回発生することもある。この手間の差だけでも、フレッツ光ユーザーにはソフトバンク光を選ぶ理由になる。
読者の声:2026年5月時点でキャンペーンはまだ続いているか
Q:キャッシュバック40,000円のキャンペーンは、今申し込まないと間に合わない?
結論:2026年5月時点の公式情報では有効。ただし終了時期の予告はない。
代理店キャンペーンは「上限達成で終了」するケースが多く、昨年も数週間で還元額が半減した事例がある。「来月でもいいや」と先送りにした月に条件が変わることは珍しくない。
今日確認して、今日申し込む。それが40,000円を確実に受け取れる唯一のタイミングだ。
あなたが今日やること
台所で妻と黙った夜の答えは、申し込みボタンを押すことだった。行動は4ステップだけだ。
1. 下のボタンからソフトバンク光の公式サイトを開く(30秒)
2. 月額・キャッシュバック条件・家族割を確認する(2分)
3. 申し込みフォームに入力する(5〜10分、スマホだけで完結)
4. スマホのカレンダーに「開通8ヶ月後のリマインダー」をセット(1分)
合計15分以内の行動で、年間21万円以上の差が生まれる。長男の塾代月2.8万円が、通信費の乗り換えだけで実質カバーできる計算だ。
もしこのページを閉じて何もしなければ、来月も6,200円のフレッツ光の請求が届く。大手キャリア3台で24,000円の請求が届く。台所で妻と黙った夜の答えが、また先送りになる。
キャッシュバック40,000円+工事費実質無料のキャンペーンは、2026年5月時点でまだ間に合う。
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