ソフトバンク光に切り替えてから、3ヶ月が経つ。
あの夜のことは、今でも鮮明だ。
長野県松本市の台所、夜10時過ぎ。中1の長男(13歳)が食卓からぽつりと言った。「塾行きたい」と。妻と目が合って、二人でそのまま黙った。10分ほど、何も言えなかった。月謝は2.8万円。住宅ローンの残債が2,800万円ある。ボーナスは去年より2割減った。車2台のガソリン代と保険で月4万円が消える。冬は灯油代がさらに月1.2万円上乗せされる。妻はパートで月8万円稼いでくれているが、月の収支は毎月綱渡りだ。42歳にもなって、子どもの「塾に行きたい」という一言に10分黙る親になっているとは思わなかった。
「固定費を見直せ」と雑誌で読んだことは何度もある。ただ、具体的に何からどう手をつければいいか、まるでわからなかった。
そのときふと目に入ったのが、フレッツ光の請求書だった。月6,200円。8年前から一度も変えていなかった。
— ソフトバンク光とは、NTTのフレッツ回線をSoftBankが提供する光回線サービスを指す。SoftBank・Y!mobileとのセット割で月最大1,100円の割引が受けられるため、ソフトバンク系携帯ユーザーにとってコストメリットが際立つ。
「フレッツのままが一番安心」という8年分の誤解

料金を調べ始めて、すぐに後悔した。フレッツ光はNTT本体との直接契約のため、回線料金にプロバイダ料が別途上乗せされる構造になっている。その二重コストが月6,200円という数字を生んでいた。同じNTT回線を経由するソフトバンク光に切り替えるだけで、月額は大きく変わる。
2026年5月時点で主要な光回線の月額を並べると:
| 回線名 | 戸建て月額(目安) | セット割 | キャッシュバック |
|—|—|—|—|
| ソフトバンク光 | 約5,200円〜 | SoftBank/Y!mobile:月1,100円引き | 最大40,000円 |
| auひかり | 約5,610円〜 | au:月1,100円引き | 最大30,000〜45,000円 |
| フレッツ光(NTT直) | 約5,500〜6,600円 | なし | なし |
フレッツのままでいることが、最もコストが高い選択だ。 回線品質は同じNTT回線を使いながら、プロバイダ料の差で毎月損をしてきた。8年間6,200円を払い続けたということは、それだけで595,200円をNTTとプロバイダに渡してきた計算になる。
ソフトバンク光 vs auひかり、「速度」より先に確認すること

「auひかりは独自回線だから速い」という話をネット上でよく見かける。これは部分的には正しい。auひかりはKDDI独自の光ファイバーを敷設しているため、NTT回線が混雑しやすい時間帯の影響を受けにくいとされる。ただし、速度の話をする前に確認すべきことが2つある。
① 自分の住所でauひかりのエリアが通っているか
auひかりはKDDI独自回線のため、NTT光が来ている地域でも使えないケースがある。松本市を含む地方では提供エリア外になることが少なくない。公式サイトで住所を入力してエリア確認するまで、使えるかどうかわからない。ソフトバンク光はNTT回線を使うため、NTT光が引けているほぼ全国で利用できる。
② 今使っている携帯キャリアが何か
セット割の適用対象が異なる。
- SoftBank/Y!mobileユーザー → ソフトバンク光で月1,100円引き(年13,200円)
- auユーザー → auひかりで月1,100円引き
- ドコモユーザー → ドコモ光が有利
自分の家の場合、妻がY!mobileで月1,980円のプランを使っていた。ソフトバンク光に切り替えると「おうち割 光セット」が自動適用され、妻のY!mobile回線が毎月1,100円安くなる。auひかりに乗り換えてもこの割引は一切受けられない。この差額だけで年間13,200円が変わってくる。
2026年版・ソフトバンク光 vs auひかり 比較早見表
| 比較項目 | ソフトバンク光 | auひかり |
|—|—|—|
| 戸建て月額(目安) | 約5,200円〜 | 約5,610円〜 |
| 回線 | NTTフレッツ回線 | KDDI独自回線 |
| 地方エリア対応 | ◎ 全国ほぼ対応 | △ 住所確認が必須 |
| SoftBank/Y!mobile割引 | ◎ 月1,100円引き | ✕ なし |
| au割引 | ✕ なし | ◎ 月1,100円引き |
| キャッシュバック(代理店経由) | 最大40,000円 | 最大30,000〜45,000円 |
| 工事費 | 実質無料 | 実質無料 |
| 混雑時の速度安定性 | △ NTT回線共用 | ◎ 独自回線 |
| Y!mobileユーザーのおすすめ度 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐ |
SoftBank/Y!mobileユーザーにとっては、ソフトバンク光が最適解だ。 月額・セット割・キャッシュバックの三拍子が揃っており、auひかりをわざわざ選ぶ合理的な理由はない。auユーザーならauひかり、ドコモユーザーならドコモ光が有利という構造は変わらない。まず自分の携帯キャリアを起点に選ぶのが正しい順序だ。
キャッシュバック40,000円、「申請しなければ消える」問題
ソフトバンク光の代理店キャンペーンでは最大40,000円のキャッシュバックが表示されている。ただし、受け取りは自動振込ではない。自分で申請しないと1円ももらえない。
受け取りの手順:
1. 開通後2〜8ヶ月後(代理店によって異なる)に案内メールが届く
2. メール内のURLから申請ページにアクセスする
3. 振込先口座を入力して申請完了
申請期限を過ぎると失効する。「40,000円もらえると聞いていたのに届かなかった」という口コミの大半は、この申請漏れが原因だ。
対策はシンプルだ:申込み当日にスマホのカレンダーへ「6ヶ月後:キャッシュバック申請」のリマインダーを登録する。 それだけで失効リスクはほぼゼロになる。なお、2026年5月時点のキャンペーン内容は公式サイトで要確認。キャンペーンは予告なく変更・終了することがある。
フレッツ光のまま1年、失った機会費用の計算
数字だけで語る。
- 現在の月額:フレッツ光 6,200円
- 切り替え後の月額:ソフトバンク光(Y!mobileセット割適用後) 約4,100円
- 月の差額:6,200 − 4,100 = 2,100円
- 年間差額:2,100 × 12 = 25,200円
- キャッシュバック:40,000円(代理店経由)
- 初年度の合計節約額:65,200円
65,200円。月謝2.8万円の塾なら、2年分以上通わせられる金額だ。小4の次男が「習い事したい」と言い出したとき、選択肢を持てるかどうかが変わってくる。
総務省の家計調査(2025年)によると、4人世帯の月間通信費(固定回線+携帯の合算)は13,000〜15,000円台で推移しており、固定費の中で「最も手をつけやすいコスト」として通信費が挙げられることが多い。実際、この数字を見れば理由はわかる。
このまま動かなければ、来月も6,200円が口座から消える。年間74,400円。10年続ければ744,000円だ。
読者からの声:松本市でもソフトバンク光は使える?
Q:auひかりのほうがキャッシュバックが高い代理店もあると聞いた。どちらが得になりますか?
A:携帯キャリアの組み合わせで決まる。 auひかりのキャッシュバックがソフトバンク光を上回るケースもあるが、SoftBank/Y!mobileユーザーはセット割(月1,100円×12ヶ月=年13,200円)がさらにプラスされる。トータルではソフトバンク光が上回るケースが多い。au回線なら逆の結論になる。
Q:長野県松本市でauひかりは使えますか?ソフトバンク光は?
A:auひかりは住所確認が必要、ソフトバンク光は松本市で利用可能。 auひかりはKDDI独自回線のため、公式サイトのエリア確認ページで住所を入力するまで使えるかどうかわからない。地方では提供エリア外になることがある。ソフトバンク光はNTT回線ベースなので、NTT光が通っている松本市なら問題なく使える。比較する前にまずauひかりのエリア確認から始めること。
Q:工事の立ち会いや期間はどのくらいかかりますか?
A:予約から開通まで2〜4週間が目安。 3〜4月の引越しシーズンは1〜2ヶ月待ちになることもある。今(5月)は比較的動きやすい時期だ。今日申し込めば6月中に開通できる可能性が高い。工事は基本的に立ち会いが必要で、所要時間は1〜2時間程度。
今日やること3ステップ
2026年も5月が終わろうとしている。年内に乗り換えを済ませなければ、次のキャンペーンまで待つことになる可能性もある。40,000円のキャッシュバックがいつまで続くかは、公式サイト以外には誰にもわからない。
長男の塾代2.8万円を捻出するために、月2,100円を削る。それだけで1年後には25,200円が手元に残り、キャッシュバックと合わせて初年度65,200円になる。これは「難しい節約」ではなく、申し込み1回とリマインダー登録1件でできることだ。
あなたが今日やること:
1. 下のリンクから公式サイトを開く(30秒)
2. 住所入力でエリア確認 → 料金シミュレーション(3分)
3. 申込み完了 → スマホに「6ヶ月後:キャッシュバック申請」のリマインダーを登録
月額約4,100円(Y!mobileセット割適用後)、工事費実質無料、キャッシュバック最大40,000円。このページを閉じて何もしなければ、来月も6,200円が引き落とされる。
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固定費を削って月2,100円の余剰が生まれたとして、それを長男の塾代に充てるのが最優先だ。ただ、余裕ができてきたとき、将来の備えとして資産運用の入口だけでも開けておくのは選択肢の一つになる。取引手数料0円で入金特典もあるDMM CFDは、口座だけ先に作っておく選択としてある。
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