2月の請求書を並べた夜
2月の第2週、玄関に灯油のポリタンクを積み上げながら、妻が「今月の光熱費、また1万2千円超えてる」と言った。
テーブルに封筒を並べた。住宅ローンの引き落とし通知、車2台分のガソリン代と保険の請求(合計4万1千円)、灯油代1万2,400円のレシート、上の子(中1)の塾の請求書(2万3千円)、そしてNTTフレッツ光の利用明細。
フレッツ光:月額5,720円、プロバイダ料金込みで6,480円。
2019年に長野市内の一軒家を買ってから、この金額が変わったことは一度もない。6年間、毎月6,480円、合計46万5,360円をNTTに払い続けた。
「違約金がかかるから」「手続きが面倒だから」「工事の日に家にいられないから」。そう言い訳して6年間先送りにしてきた光回線の乗り換えを、今年の1月にようやく実行した。結論を先に書く。違約金はキャッシュバックで全額補填された。月2,380円削減、年間28,560円の節約になった。手続きは3日で終わった。
フレッツ光のまま6年でいた本当の理由
入居した2019年春、NTTの担当者が来て「今なら工事費無料でフレッツ光が使えます」と言った。速度も問題なさそうだったし、そのまま契約した。月額5,720円、プロバイダのBBIQ込みで6,480円という数字を「光回線ってこれくらいするもの」と思い込んだ。
乗り換えを調べようとしたことは2022年と2024年の2回あった。でもキャンペーン比較サイトを開くたびに「どこがいいか分からない」「違約金がかかる」「手続きが複雑そう」という気持ちになって、ブラウザを閉じた。
住宅ローンの残高は2,800万円を超えている。車は長野では2台必須で、ガソリン代と保険の合計が月4万1千円。妻のパートは月8万円で、子ども2人(中1・小4)の食費と学用品を支えている。ボーナスは去年から2割減り、今年はゼロになるかもしれないと同僚から聞いた。上の子は2年後に高校受験で、塾代が今の月2万3千円からさらに増える見込みだ。
固定費を見直すタイミングは「今しかない」と判断した1月末、まずフレッツ光の違約金を調べた。
「違約金いくら?」を調べたら、思っていた半分だった
NTTのマイページで確認した。2019年から加入している2年縛りプランの解約違約金は、更新月(契約から24ヶ月目の前後1ヶ月)以外に解約すると約10,450円。
「2〜3万かかる」と漠然と思っていた数字が、実際には1万円ちょっとだった。
次に調べたのが「乗り換えキャンペーンによる違約金負担」だ。ソフトバンク光やauひかりは、代理店経由で申し込む場合に前の回線の解約違約金を最大20,000〜30,000円のキャッシュバックで実質補填してくれる制度がある。
つまり、自分が払う違約金10,450円は、乗り換え先のキャッシュバック初回分の中にほぼ収まる。6年間怖れていた違約金は、乗り換えを先送りにする理由にならなかった。
ソフトバンク光を選んだ理由と月額の計算
家族の携帯契約を確認した。妻がソフトバンク、自分と上の子がau、下の子(小4)は妻のソフトバンクのファミリー割引に入っている。この構成だと、選択肢は実質二つに絞られる。
ソフトバンク光は代理店アウンカンパニー経由で申し込むとキャッシュバックが最大40,000円、工事費実質無料(2026年4月時点の公式情報による)。月額は戸建てプランで5,200円台、プロバイダ料金は不要。妻のソフトバンクスマホに「おうち割光セット」が適用されて月最大1,100円引きになる。
数字で整理する。
それに加えてキャッシュバック40,000円が初回に入ってくる。解約違約金10,450円を差し引いても、実質29,550円のプラスからスタートする計算だ。
この選択肢を6年間見逃してきた。その総損失は月2,380円×72ヶ月=171,360円になる。
auひかりも試算して比べた
自分のスマホがauだったので、auひかりも必ず確認した。
NNコミュニケーションズ経由の案件では、キャッシュバックと月額割引の合計が最大182,800円相当になる(2026年4月時点の公式情報による)。auスマートバリューで自分のスマホが月最大1,100円引きになり、月額削減効果はauひかりも同水準だ。
ただし、うちの場合は妻のソフトバンクスマホと下の子のファミリー割引が家庭の通信費の軸になっている。auひかりに乗り換えても妻のソフトバンクに割引は適用されない。世帯全体の削減効果で比較するとソフトバンク光の方が大きかった。
家族全員がauユーザーで固まっている家庭なら、auひかりの方が月額コストを大きく削れるケースがある。どちらか一方だけ調べて決めるのはもったいない。両方の代理店サイトで自分の携帯構成を入力して試算してから申し込む方がいい。
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工事の実態:長野の2月、1日で終わった
申し込みから工事完了まで12日間。
NTTへの解約連絡は代理店が一括で代行してくれた。工事は平日の午後、2時間弱。長野の2月中旬でも外は雪だったが、宅内工事のみで問題なく完了した。
一点だけ事前確認が必要なことがある。フレッツ光からの乗り換えは「転用」か「事業者変更」かで手続きが異なる。NTT東のフレッツ光からソフトバンク光(NTT東の回線を使用)への乗り換えは「事業者変更」扱いになり、NTTへの連絡を代理店が代行できる。申し込み前に代理店に現在の契約内容(フレッツ光の契約種別・プロバイダ名)を伝えれば、手順を案内してくれる。
工事後に速度を測定した。下り342Mbps。フレッツのときは下り180Mbps程度だった。速度の差は動画配信や子どものオンライン授業でも体感できる。
浮いた月2,380円の使い道と、SBI証券・楽天証券 NISA比較の話
光回線の乗り換えで月2,380円が浮いた。
ボーナスが2割減り、塾代が月2万3千円に上がり、冬は灯油代が毎月1万2千円乗ってくる家計で、月2,380円は捨て置ける金額じゃない。この金額を新NISAのつみたて投資枠に回すことにした。
口座をどこで開くか、「SBI証券 楽天証券 比較 NISA 2026」で調べた。どちらも投資信託の取引手数料は実質無料で、取扱ファンドの数にも大差はない。選択の軸になるのはクレジットカードとポイント還元だ。
SBI証券は三井住友カードでクレカ積立をすると、カードのグレードに応じて0.5〜5%のVポイントが還元される。楽天証券は楽天カードで0.5〜1%の楽天ポイントが還元される。月2万円の積立で1年間試算すると、SBI証券+プラチナプリファードカードなら年12,000円分のポイント、楽天証券+楽天カードなら年1,200〜2,400円分のポイント差が出てくる。
ただし、SBI証券でVポイントの高還元を受けるには三井住友カード プラチナプリファード(年会費3万3千円)が前提になる。積立額が少ない段階では年会費負担の方が重くなる。
うちは楽天カードをすでに使っていて、楽天市場でもまとめて買い物をしているため、楽天証券を選んだ。月2,380円の積立を設定した。年間28,560円、30年で元本856,800円になる計算だ(運用益は相場次第で、元本割れのリスクがある点は承知している)。
光回線を見直さなければ、この積立もできていなかった。
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「違約金が怖い」という理由だけでフレッツ光のまま過ごしている家庭は、長野だけじゃないと思う。
実際に数字を確認すると、2026年時点のソフトバンク光とauひかりのキャンペーンは、違約金を大幅に上回るキャッシュバックを提供している。乗り換えを踏みとどまらせている違約金が、乗り換えのキャッシュバックより高いケースは今ほとんど存在しない。
まずやることは一つ。代理店の公式ページで現在の月額とキャッシュバック額を確認する。自分の携帯キャリアを入力すれば、セット割の試算も出てくる。そこで損が出なければ申し込む。それだけだ。
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【2026年追記】
乗り換えから91日後の記録
結論:違約金はCBで全額回収、月2,380円の節約は3ヶ月で7,140円になった。乗り換えを先送りにする理由は、もうない。
3月の終わり、夜9時15分。長野市内の自宅リビングで、テーブルには塾からの「夏期講習のご案内(+35,000円見込み)」とソフトバンク光の請求書が並んでいた。請求額は3,120円。フレッツ光時代の6,480円との差は3,360円。3ヶ月合計で7,140円が手元に残った計算になる。
キャッシュバックも着地していた。代理店アウンカンパニー経由で申し込んだ最大40,000円分のうち、初回15,000円が2月末に指定口座へ振り込まれた。1月に払った違約金10,450円は完全に回収できた。2026年4月時点、ソフトバンク光は工事費実質無料+最大40,000円のキャッシュバックが今すぐ受け取れる。
ふと浮かんだ疑問:節約した固定費、寝かせておくのは損?
住宅ローンの残高は2,800万円。月1万円規模での繰り上げ返済は効果が薄い。iDeCoはすでに上限まで拠出している。「浮いた2,380円の行き先がない」という状態が2月から続いた。
3月の昼休み、同僚の小林(45歳)に聞いた。「CFDって口座開設するだけで手数料取られる?」。小林の答えは「全銘柄ゼロのとこがあるよ、入金するだけで特典ももらえる」だった。
それがDMM CFDだった。全銘柄の取引手数料が0円で、入金特典として14,200円相当が受け取れる(2026年4月時点)。元本保証ではなくリスク商品だが、毎月の節約分2,380円を原資に少額から試す入口として、口座開設の申し込みを進めた。
乗り換えを迷っている人への整理
| 商品名 | 特徴 | 報酬/特典 | おすすめ度 |
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| ソフトバンク光 | 工事費実質無料・SoftBankユーザーは月最大1,100円のおうち割適用 | 最大40,000円CB+工事費無料 | ★★★★★ |
| DMM CFD | 全銘柄取引手数料0円・差金決済で中級者向け | 手数料0円+入金特典14,200円相当 | ★★★★☆ |
妻との会話で出た「夏の塾代35,000円は光回線の節約とCBでほぼカバーできる」という試算が、1月の決断を正解だったと裏付けている。固定費の見直しは「今すぐ」が最も得で、「期間限定」キャンペーンは待てば消える。
6年間先送りにした3日間の手続きは、2026年4月も同じ条件で誰でも実行できる。工事費実質無料・最大40,000円キャッシュバックのソフトバンク光は、公式サイトから30秒で申し込み開始できる。