1月の深夜、ルーターをリセットしながら気づいた

長野の1月は、灯油代だけで月1万2千円を超える。
ガソリン代と車2台分の保険で月4万円。妻のパートで月8万の収入は、子ども2人(中1・小4)の学用品代と習い事代に消えていく。住宅ローンの残りは2,800万円。去年のボーナスが2割減って、今年はゼロかもしれないと同僚が囁いていた。
そんな2月のある夜、暖房の調子が悪くてメーカーのサポートページを調べようとWi-Fiをつないだ。So-net光の接続がまた切れた。
(接続中…)
スマホを再起動して、ルーターの電源を入れ直して、また「接続中」の表示。深夜1時に、42歳の男がリビングでルーターをリセットしながら、「月5,000円以上払ってこれか」と思っていた。
その夜から、乗り換え先を本気で調べ始めた。
So-net光を選んだのは「NTTと同じ回線だから安心」という思い込みだった

2年前まで、フレッツ光を何となく使い続けていた。「大手だから安定してる」「変えたら何かトラブルが起きそう」という曖昧な理由で。
そこに「光コラボ」という概念を知った。NTTの回線をそのまま使いつつ、プロバイダーを変えることで月額を下げられる仕組み。So-net光はその一つで、「NTTの品質そのままに料金が下がる」という触れ込みだった。
確かに、物理的な光ファイバーの回線はNTTのものを使う。その部分は嘘じゃない。
でも「NTTと同じだから安心」というのは、完全に思い込みだった。
回線は同じでも、プロバイダー側の設備(バックボーンと呼ばれるネットワークの太さ)や、サポートの品質は、会社によって全然違う。当時の自分はそこまで考えていなかった。
2年間使ってわかった、So-net光の具体的なデメリット
夜間の速度低下が繰り返し起きた
平日の夜20時から23時台、Speed Testのアプリで計測すると、下り10〜30Mbpsしか出ないことが何度もあった。
普通に動画を見るだけなら止まらないかもしれない。でも中1の子どもがオンライン授業や動画学習で使うとき、「画面がカクついた」「音声が途切れた」と言ってくるようになった。小4の子が「なんでうちのWi-Fiだけ遅いの?」と言った日のことは今でも覚えている。
So-net光のカスタマーサポートに電話して「夜間に速度が安定しない」と伝えたのは2024年の秋のことだ。返ってきた答えは「夜間は混雑する場合があります。環境によって異なります」というものだった。「改善の予定はありますか?」と聞くと、「個別のご案内は難しい状況です」。
電話口で20分待って、その内容だった。
サポートに繋がるまでが長すぎる
自分のメモを見返すと、So-net光のサポートに電話した3回の平均待機時間は18分。一度は「現在大変混み合っております」のアナウンスが10分流れた後、そのまま自動切断された。
「オンラインチャットをご活用ください」とサイトには書いてあるが、チャットボットが「光回線の接続確認についてですね。FAQページをご確認ください」と言うだけで、人間のオペレーターには繋がらない。
契約内容の確認という、ごく普通のことに30分近くかかる体験が、2年間で数回あった。
解約手数料と更新月の仕組み
So-net光には2年の自動更新プランがある。更新月以外に解約すると、解約違約金が発生する。
乗り換えを決意して、まず更新月を確認しようとマイページにログインしたところ、「ご登録のIDが確認できません」と表示された。申込時のメールを探したら、2年前に使っていたメールアドレスが変わっていた。
結局、またサポートに電話して25分待って、契約情報を確認してもらった。「更新月は3月です。それ以外の月に解約すると解約手数料が発生します」と教えてもらって、ようやく乗り換えのスケジュールを組めた。解約手数料の金額・条件は公式サイトで確認してほしいが、タイミングを間違えると数千円以上の追加コストになる。
光コラボは全部同じ、という誤解について
「NTTの回線を使ってるんだから、どの光コラボも一緒でしょ」という話を聞くことがある。
これは半分正解で、半分は間違いだ。
物理的な光ファイバーの品質は確かに同じ。でも、プロバイダーが保有するネットワーク設備の容量や、フレッツ回線との接続点(POI)の太さは、会社によって異なる。夜間に混雑しやすいかどうかは、プロバイダーの設備投資によって差が出る。
さらに、カスタマーサポートの品質、トラブル時の対応速度、解約・乗り換え手続きのわかりやすさ——これらは回線とは無関係に、会社の体制で決まる。
So-net光の口コミを調べると、「夜に遅い」「サポートに繋がらない」という声が2024年〜2026年にかけて複数見られる。自分だけの体験ではなかったと知った。
乗り換え先に「ソフトバンク光」を選んだ3つの理由
光コラボの乗り換え先を調べたとき、候補はいくつかあった。その中でソフトバンク光を選んだのには、理由がある。
初期費用ゼロと最大40,000円のキャッシュバック
ソフトバンク光は、代理店経由で申し込むと最大40,000円のキャッシュバックがあり、工事費が実質無料になる(2026年4月時点の公式情報による)。
初期費用を気にしていた自分には、これがまず動くきっかけになった。住宅ローン2,800万円を抱えて、ボーナスがゼロになるかもしれない状況で、初期費用ゼロで乗り換えられるのは大きかった。
スマホが全員ソフトバンクで、セット割が効く
自分と妻と子ども、家族3台のスマホがすべてソフトバンクのキャリア契約だった。ソフトバンク光には「おうち割 光セット」があり、スマホ料金から合計で最大5,500円(税込)の割引が入る。
月5,500円、年間で66,000円の差。ガソリン代月4万円も灯油代月1万2千円も削れない中で、通信費はここまで変えられる。
サポートが電話だけでなく、ショップでも対応できる
So-net光で一番ストレスだったのが、サポートに繋がらないことだった。ソフトバンク光は全国にソフトバンクショップがあり、長野市内にも複数店舗がある。電話が繋がらなければ、店舗に行ける。それだけでも安心感が違う。
So-net光から乗り換えた後、3ヶ月の変化
乗り換えから3ヶ月が経った。月の固定費の変化を書く。
合計で月7,600円以上のプラス。初年度はキャッシュバック分がさらに上乗せされる。
それと、夜間の速度。同じ時間帯(20時〜23時台)にSpeed Testで計測すると、平均80〜150Mbpsが出るようになった。So-net光のときは10〜30Mbpsだったところが、だ。
中1の子どもが先月「最近Wi-Fiが速くなった」と言った。特に聞いたわけでもないのに。それが一番正直な評価だと思う。
So-net光からの乗り換え、動くなら更新月の2ヶ月前が目安
So-net光からの乗り換えを考えているなら、まず更新月を確認することから始めてほしい。
1. マイページまたはサポート電話で更新月を確認する
2. 更新月の2〜1ヶ月前にソフトバンク光を公式ページから申し込む
3. 開通後にSo-net光を解約する(開通前に解約すると一時的にネットが繋がらなくなる)
ソフトバンク光は、NTTの光回線を既に引いている家庭なら工事不要で開通できるケースも多い。自分の場合もその対象で、工事の立ち合いも必要なかった。申込からおよそ10日で開通した。
ソフトバンク/Y!mobileのスマホを家族で使っているなら、セット割の計算だけでも今日中にやってみてほしい。月5,500円×12ヶ月=66,000円の差が出るかどうか、公式ページで確認できる。
最大40,000円のキャッシュバックと工事費実質無料は、キャンペーン内容が変更になる場合があるため、2026年4月時点の公式情報で最新の条件を確認すること。


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