23時12分、ベッドに転がってスマホで「SBI証券 楽天証券 NISA 比較 2026」と検索していた。ブラウザのタブは12個開いたまま、どれも最後まで読み終わっていない。31歳、SES会社員、年収430万円、独身。残業は月30時間ほどで、帰宅後に副業を試みる時間は取れるのに、お金の勉強だけがいつまでも「これから」のままだった。
ことの発端は2ヶ月前の夜だ。YouTubeで老後2000万円問題の解説動画が流れてきた。その夜は眠れなかった。その後も同じ夜を、もう1回過ごした。合計2回。
— 個別株とは、特定の企業の株式を直接売買する投資手法のこと。投資信託が複数銘柄に自動分散するのに対し、個別株は1社ずつ自分の意思で選んで購入・売却する。銘柄の選択次第では積み立て投信を上回るリターンになり得るが、判断ミスのリスクも個人が負う。
つみたてNISA月1万円という「やってる感」の正体

新NISAを始めて8ヶ月。毎月1万円を全世界株式インデックスファンドに積み立てている。年間12万円、20年で元本240万円、複利効果を含めれば試算上は500万円前後になるとも言われる。
でも老後2000万円への答えにはなっていない。月1万円は「投資をしている自分」という免罪符だと、ある夜に気づいてしまった。
現実を言う。年収430万円、余剰資金は月3〜4万円ある。副業の時間も確保できる。親は60代で、そろそろ老後のお金の話が出てきてもおかしくない年齢だ。それなのに自分の資産はつみたて分を除いてほとんど増えていく感覚がない。
個別株という選択肢が、そこで浮かんだ。
SBI証券か楽天証券か、3週間迷い続けた話

「個別株を始める」と決めた翌日から、SBI証券と楽天証券の比較記事を読み漁った。
2026年時点で、SBI証券と楽天証券のNISA対応・手数料水準はほぼ横並びだ。SBI証券は取り扱い銘柄数と米国株の充実度で一歩リード、楽天証券は楽天ポイント連携でポイント投資ができる。どちらもNISA口座内で株式・投資信託の売買手数料はかからない。「sbi証券 楽天証券 nisa 比較 2026」で検索すると何百件もの記事が出てくるが、読めば読むほど「どちらも優れている」という結論に収束していく。
3週間が経った。口座は一つも開いていなかった。
理由はあとから気づいた。SBI証券の取引画面は項目が多く、楽天証券は楽天経済圏の知識がないと機能を使い切れない。どちらも「慣れた人が使いこなす」前提で設計されていて、残業後の22時に初めて開く31歳には、情報量が多すぎた。
DMMにした。理由は手数料でも機能比較でもなかった
3週間後の夜、ふとDMM株という名前を目にした。
DMM株の特徴をざっくり言うと、米国株・日本株の両方に対応し、シンプルなUIで初心者が迷いにくい。2026年4月時点の公式情報によると、新規口座開設と最初の1取引という条件で10,000円相当のキャッシュバックがある。
画面を開いた。「銘柄を選んで、数量を入力して、注文する」だけの構成で、余計なものがない。SBI・楽天で3週間動けなかった自分が、DMM株のフォームを5分で埋めて申し込みボタンを押した。
結論:SBI証券・楽天証券かDMM株かで迷っているなら、初めての個別株はDMM株から入るのが合理的だ。理由は三つ。UIがシンプルで動き出しを邪魔されない。米国株・日本株が一つの口座で完結する。口座開設+1取引で10,000円相当の特典があり、最初のリスクを圧縮できる。
—
このページの要点: 個別株初心者がDMM株を選ぶ根拠は明確だ。①UIが入門者向けで「迷って動けない」を回避できる。②2026年4月時点、口座開設+1取引で10,000円相当の特典がある。③SBI証券・楽天証券と比較して機能の複雑さが少なく、最初の取引までの導線が短い。つみたてNISA月1万円だけでは老後資産形成のペースが足りないと感じている会社員が次のステップを踏むなら、DMM株は現時点で有力な選択肢の一つだ。
—
読者の声:DMM株の評判が気になって一歩が出ない
Q:DMM株はSBI証券・楽天証券と比べてマイナーな印象がある。信頼性は大丈夫?
A:信頼性の問題はない。 DMM株(DMM.com証券)は金融庁に登録された第一種金融商品取引業者だ(登録番号:関東財務局長(金商)第2251号)。預かり資産は信託銀行で分別管理されており、証券会社が仮に経営破綻しても顧客資産は保護される仕組みになっている。
「マイナー」というイメージは、DMMというブランドがゲームや動画配信と結びついているからだろう。ただ金融商品の信頼性は、ブランドイメージではなく金融庁登録と資産分別管理の制度設計で判断するべきだ。SBI・楽天の知名度が高いのは広告費と歴史の長さによるところが大きい。
読者の声:個別株って最低いくらから買えるのか
Q:個別株は100万円単位が必要というイメージ。年収430万円の会社員でも現実的?
A:いまは1株単位で買える銘柄が増えており、数百円から始められるケースが多い。
日本株の基本単位は100株(単元株)だが、DMM株を含む複数の証券会社は1株単位の「単元未満株」取引に対応している。株価1,500円の銘柄なら1株1,500円から買える。余剰資金が月3〜4万円ある状況なら、最初の1取引に使う金額は1〜3万円程度でいい。大切なのは金額の大きさではなく、「実際に買って値動きを自分ごとで追う」経験を積むことだ。
読者の声:つみたてNISAと個別株、どっちに重心を置くべきか
Q:つみたてNISAをやっていれば個別株は不要という意見もある。どう考える?
A:目的が違う。つみたてNISAは「負けにくい土台」、個別株は「筋肉をつける訓練」だ。
金融庁「資産形成に関する基本的な考え方(2024年報告書)」でも、老後の生活費不足を公的年金だけで補えないケースが増えており、個人による長期・分散・積立の資産形成が推奨されている。つみたてNISAはその「長期・分散」の土台として続けていい。一方で個別株は、銘柄を選ぶ・決算を読む・売り時を判断する、という別の訓練になる。30代のうちにこの訓練を積めるかどうかは、40代・50代の資産状況に影響する可能性がある。
最初の取引で含み損を出した夜に学んだこと
口座開設の翌日、テクノロジー系の日本株を2株、合計4,800円で買った。
翌朝起きたら3%下がっていた。4,944円の想定が4,796円になっていた。148円の含み損。
なぜ下がったのか。決算発表の翌日だったことを後で知った。個別株を始めるなら、保有銘柄の決算スケジュールを事前に確認する習慣が要る。
その後2週間で含み損は回復し、小幅なプラスで売却した。最初の取引でマイナスになるのは珍しくない。問題はそこで止めるかどうかだ。最初の取引は「授業料を払いながら実践する」という位置づけで、10,000円の開設特典がその授業料の一部を補填してくれると考えると、DMM株の特典設計は意外に合理的だと感じた。
親の老後と自分の老後が同時に迫ってくる31歳に必要な判断
親が60代になった。老後の具体的な話はまだしていないが、頭の片隅には常にある。そして自分自身、今のつみたてNISA月1万円のペースでは、老後2000万円問題は解決しないとわかっている。
残業は月30時間、副業の時間はある。でもお金の動かし方を知らなければ、その時間も収入にはつながらない。
つみたてNISAは土台として続ける。個別株はそこに重ねる訓練だ。どちらかではなく、両輪で走る必要がある。
今すぐ動く、具体的な手順
やることはシンプルだ。
ステップ1:DMM株の公式サイトで口座開設フォームを開く(5分)
ステップ2:マイナンバーカードを手元に置いて本人確認を済ませる
ステップ3:最短翌営業日に審査完了、ログイン情報が届く
ステップ4:1〜3万円を入金する
ステップ5:気になる銘柄を1株だけ買ってみる
口座開設+最初の1取引という条件で付与される10,000円相当のキャッシュバックは、2026年4月時点の公式情報による(条件・金額は変更になる場合がある)。
SBI証券と楽天証券の比較記事を3週間読み続けて一つも口座を開けなかったあの夜より、DMM株のフォームを5分で完了させた夜のほうが、確実に前に進んでいた。まず公式ページで口座開設フォームを開いてみることが、31歳が老後2000万円問題に向き合う最初の一手になる。


コメント