光回線の請求書を初めてちゃんと見た夜、財布の中は2,800円だった。
2026年3月、埼玉・川口市のワンルーム。手取り18.2万円のITテスターが、給料日2日前に初めて自分の通信費を正面から計算した。スマホ代4,200円、光回線6,800円、合計で月11,000円。年間132,000円。先月は大学の同期の結婚式に3万円を包んで、その月は米と卵で生き延びた。昼はコンビニのおにぎり1個と水、夜は冷凍パスタかTKG。そんな生活をしながら、通信費だけに年13万円以上を払い続けていた。
— ソフトバンク光とauひかりは、どちらもNTTの光回線網を借りたインターネット接続サービス(光コラボ)。月額の額面だけで比較すると、数万円規模の判断ミスになる。キャッシュバック・スマホとのセット割・初年度実質負担の3軸で比べると、2026年時点ではほとんどのケースでソフトバンク光が有利になる。
6,800円という数字を初めて直視した夜

職場の先輩が「格安SIMにしたら月4,000円浮いた」と言っていた。その一言で、初めて自分のスマホと光回線の請求書を並べてみた。
毎月なんとなく引き落とされていた光回線:6,800円。
家計簿アプリを3回インストールして3回挫折している。楽天ポイントの使い方も今だよく分からない。そんな自分が、固定費の中で光回線だけに年間81,600円を使っていた。しかも「高い」と気づいたのが2026年3月。何年払い続けてきたか、計算したくなかった。
「ソフトバンク光 vs auひかり」でGoogle検索すると、比較記事が山ほど出てくる。3日かけて読んで分かったこと。月額の安さだけで選ぶと、キャッシュバックの差額で逆転する。
月額だけで選ぶと損する理由

基本スペックを並べる。
| 比較項目 | ソフトバンク光 | auひかり |
|—|—|—|
| 月額(マンション・1Gbps) | 約5,720円〜 | 約4,180円〜 |
| 工事費 | 実質無料(分割相殺) | 実質無料(条件あり) |
| キャッシュバック | 最大40,000円 | 最大20,000円程度 |
| スマホとのセット割 | SoftBank/Y!mobileで月−1,100円 | auスマホで月−1,100円 |
| 回線タイプ | NTT回線(光コラボ) | 独自回線(一部)+光コラボ |
| 対応エリア | 全国 | 首都圏・関西圏中心 |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
「auひかりの方が月額が安い」と思った人は、次の計算をしてほしい。
初年度実質負担の比較(2026年4月時点):
- ソフトバンク光:5,720円 × 12ヶ月 = 68,640円 - キャッシュバック40,000円 = 実質28,640円
- auひかり:4,180円 × 12ヶ月 = 50,160円 - キャッシュバック20,000円 = 実質30,160円
初年度だけで見ると、ソフトバンク光の方が約1,520円安い。
さらに、SoftBankかY!mobileのスマホを使っているなら、セット割で月1,100円が追加で引かれる。年間13,200円の追加節約。
ソフトバンク光で達成できる初年度の実質節約額:最大約14,720円〜。
この中で「SoftBankかY!mobileのスマホを使っていて、全国どこかに住んでいる」なら、ソフトバンク光が最適解になる。
現状維持を続けると何が起きるか
手取り18.2万円で月6,800円の光回線を払い続けた場合のコストを計算する。
- 今年1年:81,600円
- 3年:244,800円
- 5年:408,000円
ソフトバンク光に乗り換えた場合の初年度実質負担:28,640円(キャッシュバック控除後)。
今年1年で見ると、乗り換えるか否かで約52,960円の差が生まれる。 さらにキャッシュバック40,000円を加算すると、「乗り換えなかった損失」は初年度だけで約6万円に達する。
給料日2日前に財布が2,800円になる生活をしながら、「何もしないコスト」として年間5万円以上を払い続ける必要はない。2026年も既に4月。このキャンペーンがいつ終了するかは分からない。
2026年時点の結論
ソフトバンク光 vs auひかりを比べるなら、2026年時点ではほとんどのケースでソフトバンク光一択。
理由は三つ。
1. キャッシュバックが最大40,000円で、競合と最大2万円の差がある
2. SoftBank/Y!mobileとのセット割で実質月額がさらに下がる
3. 全国対応で、マンション・戸建て・エリアを問わず申し込める
これを否定するケースは一つだけ。「auスマホを使っていて、かつauひかりの独自回線エリア(首都圏・関西圏の一部)に住んでいる」場合のみ、auひかりを比較候補に入れる価値がある。それ以外の大多数は、今動いた方が確実に得だ。
デメリット:キャッシュバックには致命的な落とし穴がある
正直に書く。ソフトバンク光のキャッシュバック40,000円は、自動振込ではない。
開通後、一定期間が経過してから専用ページまたはハガキで受け取り申請をしなければ失効する。「8ヶ月後に申請を忘れて40,000円がゼロになった」という話は、検索結果に今でも溢れている。
対策はシンプルだ。申し込み当日、スマホのカレンダーに「開通月から8ヶ月後:キャッシュバック申請」と入れる。 これをやるかやらないかで、40,000円が手に入るかゼロになるかが決まる。この1分の作業を忘れないこと。
もう一つの注意点:光コラボは夜21〜23時のゴールデンタイムに速度が落ちるケースがある。 ゲームや4K動画を日常的に使う人は、開通後すぐに速度テストをしておきたい。品質に問題があれば開通後すぐのクレームの方が対応されやすい。
総務省の「令和5年度 電気通信サービスに係る内外価格差調査」(2026年時点でも参照される最新データ)によると、日本の固定ブロードバンド料金は主要国比で中程度に位置するが、キャッシュバックや割引を活用した実質料金は利用者によって大きく分かれる。知っているか知らないかだけで、払う金額が変わる。
読者の声:「auひかりの独自回線の方が速くないの?」
結論:都市部の集合住宅なら体感差はほぼない。
auひかりは一部エリアで独自の光回線を持っており、理論上は混雑に強い面がある。ただし実際の速度は建物の配線状況・時間帯・使用しているONUの世代によって大きく変わる。埼玉・川口のような首都圏近郊の集合住宅なら、ソフトバンク光の光コラボで十分な速度が出るケースがほとんどだ。
「独自回線の方が速い」という話が活きるのは、郊外や地方の戸建てで、NTT回線の局舎から距離がある場合に限られる。川口に住んでいる自分には関係のない話だった。
読者の声:「乗り換えって本当に面倒じゃない?」
結論:最大の手間は「工事日の調整」だけで、あとは自動的に進む。
申し込みフォームの入力は10〜15分。工事当日は集合住宅の場合、管理室側の対応だけで立ち会い不要なケースもある。工事自体は30〜60分で完了する。「面倒そう」というイメージだけで先延ばしにした1ヶ月で、6,800円が静かに消えていく。3ヶ月先延ばしにすれば20,400円。その金額で何ができるか、給料日2日前の財布を見ながら考えてほしい。
読者の声:「キャッシュバックって本当にもらえるの?」
結論:受け取り手続きを期限内にすれば、確実に支払われる。
代理店アウンカンパニー経由のキャッシュバックは、定められた手続きを行えば支払われる。問題のほぼ全ては「手続きを忘れる」という一点だけ。申し込み当日のカレンダー登録で解決できる。「もらえるか分からない」ではなく「手続きを忘れるかどうかだけ」の問題だ。
2026年4月時点のキャンペーン情報による。内容・金額は予告なく変更される場合があります。
今日やること
迷っているなら、今日の15分が年間5万円以上の価値を持つ。
1. 下のリンクから公式サイトを開く(1分)
2. 住所・現在の回線タイプ・スマホキャリアを入力(5分)
3. 工事日を仮押さえする(3分)
4. スマホのカレンダーに「開通から8ヶ月後:キャッシュバック申請」を登録する(1分)
このページを閉じて何もしなければ、来月も6,800円が口座から消える。給料日2日前に財布が2,800円になる現実は、今日動かない限り何も変わらない。
月額5,720円〜・工事費実質無料・キャッシュバック最大40,000円。2026年4月時点のキャンペーン情報による。このキャンペーンがいつ終わるかは告知なく決まる。
📊 今回紹介した商品を比較