ソフトバンク光に申込んだのは、長男が「塾行きたい」と言った夜の翌週だった。
あの夜、妻と台所に立って10分間、何も言えなかった。月謝が2万8000円。どこから出すのかわからない。長野・松本市に家を買って14年。住宅ローンの残りは2800万円、ボーナスは去年から2割減った。今年はゼロかもしれないと職場で囁かれている。
42歳で手取りは月28万に届かない。車が2台必要な土地だから、ガソリン代と任意保険だけで月4万円が飛ぶ。冬は灯油代が月1万2000円かさむ。妻の月8万のパート収入を合わせてようやく家族4人が回っている。
それなのに、通信費に毎月いくら払っているかを正確に知ったのは42歳の冬が初めてだった。
家族3台で月2万4000円。「高くない?」と気づいたのが全ての始まり

大手キャリア3台分の合計。自分のスマホが9800円、妻が7200円、中1の長男が7000円。3台合計で月2万4000円。フレッツ光の請求は月6200円。
合計すると通信費だけで月3万200円。年間換算で36万2400円。これが5年続けば181万2000円だ。住宅ローンの頭金に回せたかもしれない金額が、気づかないうちに回線契約に消えていた。
— 格安SIM乗り換えとは、ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアから、月額料金が安い仮想移動体通信事業者(MVNO)または大手キャリアのサブブランド(Y!mobile・UQ mobileなど)へ契約を移行することを指す。SIMカードを差し替えるだけで、電話番号はそのまま引き継ぎできる。
家族向け格安SIMで一番強いのはどこか。比較して出た結論

格安SIMには多数の事業者がある。楽天モバイル、mineo、IIJmio、LINEMO、Y!mobileなど。家族まとめての乗り換えを前提に比較した結果、Y!mobile一択になった理由は3つだ。
第一に、家族割引の破壊力。 Y!mobileの「家族割引サービス」は2回線目以降が月額1188円引きになる。3台まとめて乗り換えると割引が積み重なり、大手キャリアとの月額差が最大化する。
第二に、ソフトバンク光との「おうち割 光セット」。 Y!mobileはソフトバンクグループのサブブランドのため、ソフトバンク光と組み合わせると各回線にさらに月額割引が入る。携帯と光回線を同時に見直すことで、節約幅が単独乗り換えの1.5倍になる。
第三に、ソフトバンク回線の安定性。 総務省の2025年度通信品質調査(2026年1月公表)によると、Y!mobileが利用するソフトバンク回線は地方都市での通信品質評価で上位に位置している。松本市内で動画が止まるような体験はほぼない。
| プラン | 月額(税込) | データ量 | 家族割後 |
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| シンプルS(1台目) | 2,178円 | 3GB | 2,178円 |
| シンプルS(2台目以降) | 2,178円 | 3GB | 990円 |
| シンプルM(1台目) | 3,278円 | 15GB | 3,278円 |
| シンプルM(2台目以降) | 3,278円 | 15GB | 2,090円 |
自分がシンプルM(月3278円)、妻と長男がシンプルS(各990円)にすると3台合計は月5258円。現在の2万4000円から月1万8742円削減。年間換算で22万4904円の差だ。
光回線を先に乗り換える理由と、初年度に生まれる5万2000円の計算
スマホのMNP乗り換えは、家族全員の番号移行・決済情報の引き継ぎ・アプリの再設定が伴う。心理的ハードルが高い。一方、光回線の乗り換えは名義人一人の判断で完結する。ソフトバンク光へのコラボ光方式の切り替えなら、フレッツ光の撤去工事なしに切り替えられるケースが多く、工事当日以外に立会いも不要なことが多い。
現在の光回線月額6200円 → ソフトバンク光なら月額5200円前後(プランにより変動)。差額は月1000円、年間1万2000円の節約。乗り換えキャッシュバック最大4万円を加えると、初年度だけで約5万2000円のプラスになる。
| 項目 | 変更前 | 変更後 | 月額差 | 年間差 |
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| 携帯3台 | 24,000円 | 5,258円 | -18,742円 | -224,904円 |
| 光回線 | 6,200円 | 5,200円(目安) | -1,000円 | -12,000円 |
| 合計 | 30,200円 | 10,458円 | -19,742円 | -236,904円 |
携帯の削減(年22万4904円)と光回線(初年度5万2000円)を合わせると、初年度合計で約27万7000円を家計に取り戻せる計算だ。長男の塾代2万8000円は、月額削減分(1万8742円)でほぼ賄える。
キャッシュバックが「消える」落とし穴と、確実に受け取る3ステップ
ソフトバンク光を勧めると必ず出る言葉がある。「キャッシュバックって本当にもらえるの?」
正直に言う。受取り申請を自分でやらないと失効する。
多くの代理店キャンペーンでは、開通から6〜10ヶ月後に「専用URLから申請」する形式でキャッシュバックを受け取る。メールが迷惑フォルダに入って気づかなかった、申請期限を見落としたという理由で失効した人は実際にいる。4万円が0円になる。
防ぐ方法は3ステップだけだ。
1. 申込直後にスマホカレンダーへ「開通8ヶ月後にCB申請」と入力する
2. 申込に使うメールアドレスは毎日チェックするものにする
3. キャンペーンページのURLをブックマークしておく
これだけ。2026年5月時点のキャンペーン内容は公式サイトで要確認。特典内容は予告なく変更されることがある。今が動き時だ。
読者の声:Y!mobileって地方でも繋がる?速度は大丈夫?
回答:松本市内のような地方都市では体感的な問題はほぼない。ソフトバンク回線をそのまま使うためエリアは大手キャリアと同等だ。
Y!mobileはソフトバンクのネットワークを利用しているため、エリア品質は大手キャリアと変わらない。昼12時台の混雑時間帯に速度が落ちることはあるが、ブラウジングや地図アプリ、動画の標準画質再生には支障がない。
「子どもがYouTubeをヘビーに使う」という家庭では、シンプルLプラン(月25GB・4158円)を1台だけ選ぶ選択肢もある。それでも大手キャリアより月4000円以上安くなる。
読者の声:家族全員まとめて乗り換えるのは面倒じゃないか?
回答:MNP転出から開通まで、3台で半日あれば終わる。順番だけ守れば詰まらない。
1. 現在のキャリアへ電話してMNP予約番号を取得する(各自5分・手数料無料)
2. Y!mobile公式サイトでまとめて申込む(オンライン完結・各自10〜15分)
3. SIMカードが届いたら差し替える(各自5〜10分)
4. APN設定をする(機種により3〜5分。サポートページに機種別手順あり)
ポイントはMNP予約番号の有効期限が2週間なので、家族全員分を同じ日に取得して一気に申込むことだ。バラバラに動くと期限切れで番号を取り直す二度手間になる。
読者の声:節約した月2万円、ただ貯めておくだけでいい?
回答:まず固定費を削ることが先決だ。余裕ができた次のステップとして少額の運用も視野に入れてほしい。
住宅ローン残2800万を抱えながら、削減できた月2万円を現金のまま置いておくのは機会損失になりうる。取引手数料0円で始められるDMM CFDのような口座を持っておくことは、将来の選択肢として知っておいて損はない。ただし、今月やることは光回線の乗り換えだ。順番を間違えると全てが中途半端になる。
「今月は見送る」を繰り返した1年間で失い続けた金額
去年の春、「調べてみよう」と思った。子どもの学校行事、車検、お盆の帰省でうやむやになった。
その間、家族3台で月2万4000円を12ヶ月払い続けた。年間で失い続けた節約額は22万4904円。ソフトバンク光のキャッシュバック4万円も、申込まなければ0円だ。
2026年も既に5月。年内に動かなければ、来年のキャンペーンまで待つことになる。その間にキャンペーン内容が変わる可能性もある。今、この記事を読んでいる時間が、一番早いタイミングだ。
今の光回線のまま1年続けると、キャッシュバック4万円を受け取り損ねたまま年間1万2000円を余分に払い続ける。携帯3台の見直しも合わせると、1年の先送りコストは約27万円になる。
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あなたが今日やること
1. 下のリンクからソフトバンク光の公式サイトを開く(30秒)
2. 現在の光回線名と月額を手元に確認する(1分)
3. オンライン申込フォームに入力する(5分)
4. カレンダーに「開通8ヶ月後にCB申請」を登録する(1分)
合計7分。この7分で、年間5万2000円の計算が変わる。
もしこのページを閉じて何もしなければ、来月も同じ6200円を払い続ける。長男の「塾行きたい」はまた「今月は無理」になる。
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