3月の面談、「ちょっと厳しい」が意味するもの
22時14分、東京・南千住の6畳ワンルームで、スマホの画面に「プログラミングスクール 社会人 おすすめ 2026」と打ち込んだ。トップに出てきた数字は「月額12万円〜」「入学金別途5万円」。スマホをベッドに放り投げて、天井を見上げた。
今日の午後3時半、派遣先の人事担当・佐々木さんから「来期の更新について、ちょっと厳しい状況になっていて」と言われた。5年着回しているリクルートのスーツと、近所の靴屋で7,800円で買った革靴で出席した面談だった。帰り際、社内の鏡に映った自分の顔を見て、38歳の派遣社員というのはこういうことかと思った。
手取り22万、貯金24万(正確には24万2,800円)、東京・南千住の1K、独身。これが派遣3年目の自分のスペックだ。このうち10万は「緊急時専用」と決めているから、実際に動かせるのは14万程度になる。
転職を考えるとプログラミングスクールの名前が出てくる
転職を意識して、まず転職アプリを3つダウンロードした。doda、リクナビNEXT、マイナビ転職。でも3つとも、2週間でログインしなくなった。自分のスキルで応募できる求人が「また派遣」か「大幅年収ダウン」しかない。書類選考を通った試しがない。
で、「38歳 転職 スキルなし 方法」で検索すると、必ずプログラミングスクールの広告が出てくる。最初は「また広告か」と無視していたが、IT系の子会社に3年いた経験から「エンジニアの需要が本物であること」は肌で感じている。問題は費用と時間だ。
社会人向けプログラミングスクールの費用は、コースによってこれだけ幅がある。
38歳で正社員エンジニアへの転職を現実的に目指すなら、転職支援が厚い「転職保証コース」が選択肢の中心になる。業界の平均的な学費は90〜100万円前後だ。
社会人がプログラミングスクールを選ぶ際に確認すべきポイントは3つある。転職支援の実績(企業との繋がりと内定実績数)、受講形態(仕事を続けながら通えるかどうか、オンライン対応の有無)、給付金の対象コースかどうか(後述するが、これで学費負担が大きく変わる)。この3点を満たすスクールに絞ると、選択肢はかなり絞られる。
貯金24万と学費98万の差、74万をどう埋めるか
「貯金14万(可処分分)で100万の学費はどうするのか」という話をしたい。
プログラミングスクールの多くは教育ローン(分割払い)が使える。100万円を36回払いにすると月々2万9千円程度になる。手取り22万から家賃7万5千円と食費3万5千円、通信費1万7千円、サブスク4,500円、雑費1万5千円を引くと、毎月の余剰は3万8,500円。分割返済だけで余剰のほぼ全額が消える。何かあった時のバッファがゼロになる。
ただし「専門実践教育訓練給付金」という制度がある。雇用保険を2年以上(初回受給の場合)加入していれば、受講費用の50%(最大で40万円)が給付される。さらに転職して賃金が上昇した場合、追加で20%(最大16万円)が給付される仕組みで、合計最大56万円がハローワークから支給される可能性がある。対象のスクール・コースに限定されるので、申込前にハローワークでの確認が必要だ。
給付金は後払いが基本になる。申込前に手元資金を一定額確保しておかないと、受講開始から給付が始まるまでの数ヶ月間が資金的に苦しくなる。自分がやったのは、固定費の削減とキャッシュバック回収を先に動かしてから申込む、という順番だった。
まず固定費から解体した
手取り22万の支出を書き出した。
余剰は月73,500円。ここから学費の分割返済は出せない。手をつけやすかったのが通信費の合計17,000円だ。スマホを格安SIMに乗り換えると月4,000円台まで下がる見積もりが出た。光回線はフレッツ光からソフトバンク光に乗り換えた。
ソフトバンク光は月額5,500円台で、キャッシュバック最大40,000円が受け取れる(2026年4月時点の公式情報)。工事費は実質無料で、今の回線の違約金も条件によっては負担してもらえる。乗り換えるだけで40,000円の現金が入って、毎月2,500円以上の固定費が減る。手数料ゼロで確実に取れる原資だ。
口座開設キャッシュバックを学費の軍資金にする
固定費削減と並行して動かしたのが、口座開設キャッシュバックの案件だ。
DMM FXは新規口座開設+1回の取引で55,000円のキャッシュバックが受け取れる(2026年4月時点の公式情報)。FX口座開設案件の中では最高水準の報酬で、スマホアプリの操作性の高さから社会人の利用者が多い。
FX取引そのものにはリスクがある。為替の値動きで損失が出ることもある。これは明記しておく。ただ、「口座開設+最小単位の1回だけ取引してキャッシュバック条件を達成し、その後は追加の取引をしない」という使い方なら、リスクはコントロールできる。55,000円あれば、分割払いの約2ヶ月分に相当する。ソフトバンク光の40,000円と合わせると、合計95,000円のキャッシュが動く計算だ。
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SBI証券と楽天証券、NISAはどちらで開くか
プログラミングスクールの準備をしながら、新NISAの口座も同時に動かした。「今そんな余裕があるのか」と思うかもしれないが、理由がある。38歳で転職してエンジニアになった後の資産形成を、今のうちに仕込んでおく必要があるからだ。月1万円でも積立を始めておけば、転職後に収入が上がった時に加速できる。スクールに通っている半年間は「積立だけ続けて、あとは触らない」というスタンスでいい。
NISA口座をどこで開くか。2026年の「SBI証券 vs 楽天証券 NISA 比較」で検索している人が多いが、正直に言うと、手数料の差はほぼない。つみたて投資枠・成長投資枠どちらも売買手数料は両社ともゼロだ。「SBI証券と楽天証券の手数料 NISA 2026」を比較しても、差はつかない。
違いが出るのは以下の点だ。
SBI証券は取扱銘柄数が業界最多水準で、住信SBIネット銀行との連携が強い。三井住友カードでの積立投資でVポイントが貯まる(月5万円まで)。楽天経済圏と縁がなければ、SBI証券の方が管理しやすい。
楽天証券は楽天カードで積立すると楽天ポイントが貯まる(月5万円まで0.5〜1%還元)。楽天市場・楽天カードを毎月3万円以上使っているなら、NISAも楽天証券に寄せた方がポイント還元のメリットが積み上がる。
「SBI証券 楽天証券 新NISA 比較 2026」で判断軸を一言にまとめると、楽天カードを使っているかどうかだ。楽天カードユーザーは楽天証券、そうでなければSBI証券、で間違いはない。自分は楽天カードを持っていないのでSBI証券にした。月1万円のつみたて設定を入れて、あとは転職するまで手をつけない予定だ。
CFDも選択肢として調べた
投資・副収入の文脈で、DMM CFDも調べた。差金決済取引(CFD)は株・金・原油・海外株価指数などをレバレッジで取引できる仕組みで、DMM CFDは全銘柄の取引手数料が0円で、入金特典もある。
FXよりも取引できる対象が幅広く、日経平均・S&P500・ゴールドなどにもアクセスできる。レバレッジ取引なのでFXと同様に損失が出るリスクがある点は変わらない。学費の資金繰りが主目的なら、まずFXのキャッシュバック案件を確定させるのが先で、CFDはその後の余剰資金で検討するのが順序として現実的だ。
38歳派遣が動いた順番、全部書く
結局、自分がやった順番はこうだ。
第1週:通信費の解体
フレッツ光からソフトバンク光の乗り換え申込み。スマホの格安SIM見積もりを取得。これで月々約9,000円の固定費が消える計算になった。
第2週:キャッシュバック回収
DMM FXを口座開設し、少額で1回だけ取引して条件達成。55,000円のキャッシュバック権利を確定させた。
第3週:給付金の対象確認
ハローワークに行って専門実践教育訓練給付金の対象スクール・コースを確認した。この給付金が使えるかどうかを確認してから、スクールの候補を絞り直した。
第4週:NISA口座開設
SBI証券で新NISA口座を開設、月1万円のつみたて設定のみ入力。転職後に増額する予定で、今は「動かし始めた」という事実が大事だと思っている。
この4週間で「貯金24万+キャッシュバック55,000円(FX)+キャッシュバック40,000円(光回線、振込待ち)+毎月9,000円の固定費節約」という状態になった。100万円の学費には全然足りないが、「貯金24万しかない状態でスタートする」から「9万5千円の追加原資+毎月の余裕が増えた状態でスタートする」に変わった。申込前の資金の土台として、この差は大きい。
プログラミングスクールを選ぶ前に、学費の調達ルートを整理する。固定費削減とキャッシュバック案件を先に動かせば、申込前に10万円前後の手元資金を積み上げることができる。5分でソフトバンク光の公式ページでキャッシュバック条件と月額料金を確認して、並行してDMM FXの口座開設フォームを開く。この2つが、38歳派遣がプログラミングスクールに申込む前にやるべき最初の一手だ。
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