3月末、人事の「それとなく」が全てだった
3月の最終木曜日、17時05分の休憩室。担当の人事が「契約のことなんですけど、今後についてちょっと……」と言いかけた瞬間、手に持っていた紙コップのコーヒーが急に熱くなった気がした。
東京、派遣3年目、38歳。手取り22万円、貯金24万円。5年着回したリクルートのスーツ、近所の靴屋で買った7800円の革靴。「それとなく」という言い方が一番きつい。「更新しない」とは言われていない。でも「続けます」とも言われていない。その曖昧な言葉だけを持って、3月を終えた。
その夜、転職アプリを3つダウンロードした。これが最初の失敗だった。
転職アプリ3つ、全部2週間で消えた
リクナビNEXT、doda、マイナビ転職。インストールした日は「やる気」があった。プロフィールを入力して、希望職種を選んで、「ITエンジニア」にチェックを入れた。
でもスキル欄で止まった。「Python」「Java」「AWS」「Docker」——38歳の派遣3年目が、これらにチェックを入れる権利があるとは思えなかった。客先でサーバのログを見たことはある。ExcelのVLOOKUPは使える。でも「エンジニア」ではない。設計も開発もしていない。ただ客先でトラブル対応をしていただけだ。
1週間後、アプリを開く頻度が落ちた。2週間後、3つのアイコンを見てため息をついてスマホを伏せた。1ヶ月後、全部削除した。
転職市場に出しても武器がない——4月の頭にこの事実をはっきり理解した。38歳、未経験、マネジメントなし。エージェントに相談しても、紹介できる求人があるとは思えない。だからこそ「スキルを先につけるべきか」という発想が生まれた。
「プログラミングスクール 社会人 おすすめ 2026」で検索した深夜
4月中旬の深夜1時、スマホの検索バーに「プログラミングスクール 社会人 おすすめ 2026」と打った。
最初に出てくるのは「3ヶ月でエンジニア転職」「転職成功率98%」のバナー広告ばかりで、正直信じなかった。でも個人ブログやX(旧Twitter)のリアルな投稿を掘っていくと、38歳未経験からWebエンジニアに転職した人の話が複数出てきた。全員が嘘をついているとは思えなかった。
主要スクールの費用帯を整理するとこうなる:
学習期間は3ヶ月〜6ヶ月が主流で、オンライン完結型が増えている。東京に住んでいるかどうかは関係なくなってきた。問題はひとつだった。貯金24万円では足りない。
貯金24万、スクール費用45万。この計算が合わない
手取り22万円から毎月の固定費を引くと、残りは思っていたより少ない。
家賃7万5000円、食費3万円(外食を意識的に減らした結果)、光熱費・通信費合計で約2万円、交通費1万2000円——これだけで14万円を超える。残りの7〜8万円から積み立てようとしても、毎月4万円が精一杯だった。
45万円に届くのは10ヶ月後。そのとき俺は39歳になっている。
転職市場で38歳と39歳の違いが実質的にどれほどかは正確にはわからない。でも心理的にはずっと重かった。「39歳・未経験エンジニア」という組み合わせの響きに何度もひっかかった。
給付金制度も調べた。厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」は、対象スクール・対象コースで費用の最大70%が戻ってくる制度だ。ただし雇用保険の被保険者期間が2年以上必要で、派遣社員の場合は条件確認がハローワークでの個別確認になる。一発では答えが出なかった。
「スクール費用を積み立てながら、同時に早期に入金の仕組みを作れないか」——そこでFXという選択肢が浮かんだ。
副収入としてDMM FXを調べた、その結果
ブログやWebライターの副業は即金性が低い。スクール費用の積み立て目的には向いていない。
調べ直したのがFX口座開設のキャッシュバック案件だった。証券会社が新規ユーザーを獲得するために、条件を満たした口座開設者に現金を還元する仕組みだ。
DMM FXは2026年時点の公式情報によると、新規口座開設と1回の取引で55,000円のキャッシュバックが受け取れる。 FX取引は元本保証ではなく、損失リスクが伴うことは前提として——それでも「口座を開いて最低限の取引をするだけで5万円以上が動く」という事実は、スクール費用の一部を早期確保する手段として現実的に見えた。
比較候補に挙げたのはDMM FXとGMOクリック証券の2択だった。スプレッドの狭さや取引ツールの充実度ではGMOクリック証券も評価が高い。ただし、アプリのシンプルさとキャッシュバック額を総合すると、FX初心者の38歳にはDMM FXが一番動きやすかった。
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口座開設と最初の取引で得た55,000円をスクール初期費用に充てると、貯金24万円との合算で約30万円に届く。これでDMM WEBCAMPの30万円台コースがほぼ一括で賄える計算になる。
SBI証券・楽天証券との比較で分かったこと
FXを調べているうちに、株式・NISA向けの証券口座の比較にも引き込まれた。「SBI証券 楽天証券 比較 2026」「楽天証券 vs SBI証券 新NISA 2026」で検索すると無数に出てくるが、俺なりの整理はこうだ。
SBI証券の強みは投資信託のラインナップが国内最多クラスであること、三井住友カード(NL等)でのクレカ積立でポイント最大3%還元が取れること、住信SBIネット銀行との連携で外貨積立コストが抑えられること。「SBI証券 vs 楽天証券 NISA 比較 2026」で毎年比較されるが、商品数の多さではSBIが一枚上手だ。
楽天証券の強みは楽天カードとの組み合わせで積立額の1%ポイント還元が取れること、楽天市場・楽天銀行との連携で楽天経済圏ユーザーに自然な選択であること、初心者向けUIのわかりやすさ。
「新NISAをどちらで始めるか」の問いは、楽天経済圏をどれだけ使っているかで大体決まる。どちらも口座開設は無料なので、迷うなら両方開設して使い比べるのも現実的な手だ。
ただ俺が今回優先したのは長期のNISA口座選びよりも、スクール費用を先に動かすためのFX口座だった。資産形成は「スクール入学後に腰を据えてやる」と決めた。順番の問題だ。
スクール選びで最後に残った3つの判断軸
4ヶ月調べて、38歳の社会人がプログラミングスクールを選ぶ際に本当に効いてくる軸は3つだと思った。
転職サポートの具体性。 「転職支援あり」と書いてあるスクールでも、中身は天と地ほど違う。ポートフォリオのコードレビュー、模擬面接の回数、求人紹介の件数と企業の質——これらを入学前に担当者に直接聞いて、具体的な答えが返ってこないスクールは避けた方がいい。38歳で転職市場に出るなら、スクール後の動きが全てを決める。
返金保証の条件。 「全額返金保証」と大きく書いてあっても、条件を読むと「入学後7日以内かつ動画視聴10%未満」という制限がついていることがある。貯金24万円を一括で入れてダメだったら終わる。分割払い対応と返金保証の細かい条件は必ず事前確認。
学習スタイルと就業の両立。 手取り22万円から家賃7万5000円を払いながら無収入期間を設けると、貯金24万円では3ヶ月が限界だ。派遣の仕事を続けながら通えるオンライン・自分のペースで進められるカリキュラムかどうかが、選定基準として外せなかった。
転職アプリを3つ消した春から、5ヶ月後
3月末に「それとなく」と言われた日から5ヶ月が経った。
プログラミングスクールに申し込んだかどうかは、ここに書く必要はないと思っている。ただ「何もしないでいれば確実に終わる」という感覚だけは消えなかった。転職アプリを3つ削除した夜から、それは変わっていない。
貯金24万円でスクール費用45万円を前にして、「10ヶ月積み立ててから考える」は選べなかった。だから動いた。
まず口座を開く、55,000円を先に動かす。 スクール費用の一部を確保してから、残りの資金計画を立てる。これが今の判断だ。FX取引にはリスクがある。でも「何もしないリスク」との比較で、動く方を選んだ。
DMM FXの公式ページを開いて、口座開設の流れを確認してほしい。申込フォームまで5分で到達できる。キャッシュバック55,000円(2026年公式情報)を使って、まずスクール費用の計算を現実的な数字に変える。
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【2026年追記】
6月15日、22時、固定費を紙に書き出した夜
結論:固定費の見直し×少額投資の組み合わせが、スクール費用までの距離を縮める最速ルートだった。
スクールの費用計算を一旦止めて、月の固定費の内訳をA4の紙に書き出したのは6月の中旬だった。22時、北区の6畳ワンルーム。家賃7万5000円、食費3万円、光熱費1万2000円、光回線+スマホで月1万4000円——「通信費、3年間ずっと同じだ」と初めて気づいた。
ネットで「光回線 乗り換え キャッシュバック 2026」と検索したら、ソフトバンク光の乗り換えキャッシュバック最大40,000円・工事費実質無料が出てきた。今の回線と比較すると、年間2万円以上の節約試算が出た。貯金24万円の自分には、4万円の差は小さくない。
ふと浮かんだ疑問:固定費削減だけで足りるの?
Q. 光回線の乗り換えで得た4万円だけでスクール費用が賄えますか?
賄えない。ただ、「足りない部分をどうするか」の選択肢が広がる。並行して試したのが差金決済取引(CFD)だった。DMM CFDは全銘柄の取引手数料が0円で、2026年4月時点で入金するだけで報酬が得られるキャンペーンを実施中。レバレッジを使わず少額から試せる設計で、投資未経験でも口座開設のハードルは低い。
| 商品名 | 特徴 | 報酬/特典 | おすすめ度 |
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| ソフトバンク光 | 乗り換えで最大40,000円CB・工事費実質無料 | 最大40,000円+月額節約 | ★★★★★ |
| DMM CFD | 全銘柄取引手数料0円・差金決済取引 | 入金特典あり | ★★★★☆ |
固定費削減と少額投資を同時に動かすと、「スクールに入れる月」が半年単位で変わってくる。
7月1日、スクールの無料相談フォームを送った
光回線の乗り換え手続きを終えた翌週、ようやくスクールの無料相談フォームに入力した。「貯金24万でスクールに入れますか」という質問を送ると、「給付金制度の活用で実質負担を下げる方法を一緒に確認しましょう」という返信が来た。
貯金24万円は最初から変わっていない。でも、光回線を見直した4万円と固定費の再計算で捻出できた数万円が、「動けない理由」を少しずつ消していった。
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