3月の第3週、人事の田中さんに「次の更新ですが、少し状況が変わってきていて…」と言われた瞬間、革靴の中で足の指が固まった。
「少し状況が変わって」という言葉が意味するものを、派遣3年目の俺は体で知っていた。要は、次はない、かもしれない、という婉曲な通達だ。
手取り22万。東京、独身。貯金24万。リクルートのスーツを5年着回し、近所の靴屋で買った7800円の革靴でその面談に臨んだ。帰り道にコーヒーを買おうとして財布を開いたら、1000円札が2枚と小銭しか入っていなかった。
その夜、転職アプリを開いた。ダウンロードしてある3つのうち、最後にログインしたのは2週間以上前だった。求人票を20件ほどスクロールして、全部に「実務経験2年以上」か「○○の資格必須」と書いてあった。
それで初めて、プログラミングスクールを真剣に調べた。
「転職しよう」ではなく「応募できる求人の数を買いに行く」という判断
転職サイトを眺めても、スペックが追いつかない。38歳、派遣、IT知識は基礎的なExcelとSlackの使い方程度。求人票に「Python経験者優遇」「GitHubアカウントを提出してください」と書いてある会社に、今の俺が応募しても書類で終わる。
だからプログラミングスクールを選んだのは「エンジニアになりたい」という憧れじゃない。「書類選考を通過できる求人の数を増やす」という純粋なコスト計算の結果だ。
社会人向けのプログラミングスクールを比べると、2026年現在の選択肢は大きく3つに絞られた。
受講料だけ見ると、589,000円という数字に一瞬引いた。貯金24万の俺には、頭金すら足りない。でも調べると、ここに大きな抜け道があった。
教育訓練給付金という「国の補助」を知らずに数十万を損している社会人が多すぎる
社会人がプログラミングスクールを検討するとき、最初に調べるべきは専門実践教育訓練給付金だ。
雇用保険に一定期間加入していれば、ハローワークを通じて受講費の最大70%が国から支給される制度だ。派遣3年目の俺は、雇用保険に3年以上加入している。つまり条件を満たす。
TECH::CAMPで計算するとこうなる。
「なんだ、払えるじゃないか」と思った瞬間、現実味が出てきた。ただし条件がある。修了後1年以内に転職しなければ、支給率が半分になるという縛りだ。だから「とりあえずスキルだけ」という動機では始められない。逆に言えば、「転職するつもりで入る」人間にとっては、半額以下の自己負担で始められる制度だ。
社会人がスクールを選ぶ本当の比較軸は「強制力」だ
週2でバイトや副業をしながら通うのか、休日だけで完結するのか。ここが一番大事な選択軸だと気づいた。
俺の場合、派遣の仕事は17時上がりで残業はない。平日夜に2〜3時間は取れる。ただし「週5でカリキュラムを進める」とコミットするのは、精神的にきつい。
テックアカデミーのオンライン完結型は、自分のペースで進められる代わりに、誰かに詰めてもらう仕組みがない。転職アプリを3つ2週間で放置した俺には、向いていない。自己管理できる人間向けだ。
TECH::CAMPのエンジニア転職保証プランには、「一定の転職活動要件を満たした場合に全額返金」という条件がある。これは逆にいうと、業者側が「転職させられる」という自信の裏返しだ。保証の詳細条件は公式サイトで確認が必要だが、「続ける理由」を構造として作ってくれる点が、俺には必要だった。
スクールを決める前に、NISAと証券口座の話を片付けた
受講料の計算をしていたとき、ふと気づいた。貯金24万のうち、NISAに回しているのはゼロだ。
転職アプリと同じで、「やらないといけないと思いつつ放置している」リストの中に、証券口座の開設も入っていた。「sbi証券 楽天証券 比較 2026」で半年に一度は検索していたのに、毎回「どっちでもいいか」と閉じてきた。
2026年現在のSBI証券 vs 楽天証券 NISA比較を整理するとこうなる。
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|—|—|—|
| 新NISA 積立手数料 | 無料 | 無料 |
| クレカ積立ポイント還元 | 最大1.0%(三井住友カード系) | 最大1.0%(楽天カード) |
| アプリの直感性 | やや複雑 | 直感的 |
| ポイント経済圏 | Vポイント・dポイント等 | 楽天ポイント |
楽天証券のメリットとデメリットを正直に言う。メリットは楽天カードで積立ると毎月1%還元、アプリが見やすい点。デメリットは楽天経済圏以外の人には恩恵が薄い点だ。
「楽天証券 vs SBI証券 新NISA 比較 2026」の結論は、どちらを選んでも長期積立の結果は大きく変わらない。決め手は使っているカードと経済圏だ。俺は楽天カードを持っていたから、楽天証券で月1万円の積立を始めた。「sbi証券 楽天証券 比較 手数料 NISA 2026」でどれだけ調べても最後は同じ結論になる。動かないより、どちらかで動くことのほうが100倍大事だ。
月1万円のNISAだけでは、スクール費用が積み上がらない
楽天証券でNISAを始めたのはいい。でも積立額は月1万円が限界だ。
手取り22万、家賃9.5万、食費・光熱費・交通費を引くと、毎月の自由資金は実質7〜8万しかない。スクール受講費の実質負担17万円を貯めながら、月1万円の積立を維持するのは計算上ギリギリだ。
だから、副収入の口座としてDMM FXを開設した。
FXと聞くと「ギャンブル」という印象があるかもしれない。ただ俺がDMM FXを選んだ理由はシンプルだ。新規口座開設と1回の取引で、最大55,000円のキャッシュバックが受け取れる(2026年4月時点の公式情報による。確定率64%)。
55,000円は、スクールの実質負担額17万円の約32%を一気に埋める計算だ。取引を「本格的に続けるかどうか」は後で決めればいい。まず口座を開けて、1回取引を完了させること。それだけで現金が手元に来る。スマホアプリは他社と比べてシンプルで、初心者でも操作に迷わない設計だ。口座開設フォームは運転免許証を手元に置けば15分で完結する。
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FXの次:DMM CFDという選択肢も頭に入れておく
FXの口座を開設した後、CFD(差金決済取引)も調べた。
DMM CFDは全銘柄の取引手数料が0円という設計で、入金特典として14,200円のキャッシュバックがある(2026年4月時点の公式情報による)。FXが為替相場を対象にするのに対し、CFDは株価指数・商品・債券など複数の資産クラスを1口座で取引できる。
リスクも当然ある。ただ「金融リテラシーを上げながらスクール受講中に並走できる選択肢」として、口座だけ開けておく価値はある。入金特典の14,200円も、スクール費用の穴埋めになる。
光回線の見直しは「地味だが確実な」4万円の回収になる
副収入と並んで、固定費の見直しも同時に動かした。
現在の光回線は、マンション備え付けのままで月額6,200円払っている。遅い上に高い。ソフトバンク光に乗り換えると、キャッシュバック最大40,000円、工事費実質無料という条件がある(2026年4月時点の公式情報による)。
注意点が一つある。キャッシュバックは申込から数ヶ月後に振り込まれるケースが多く、「振込先の登録を忘れた」「期限を過ぎていた」という失敗が起きやすい。申し込んだ日と振込予定月を、スマホのカレンダーにすぐ登録することを強くすすめる。
38歳でスクールに入る「本当のリスク」は年齢じゃない
「38歳でプログラミングスクールに入るのは遅い」という記事を、調べている間に何本か読んだ。
俺の答えはこうだ。遅いかどうかより、入って途中で辞めることのほうがリスクが高い。
転職アプリを3つ放置した俺が言うのも説得力がないが、社会人がスクールを途中離脱する理由は大体一つだ。「仕事と学習の両立が想定より重く、ペースを落としているうちに更新料の前払い感覚になって、気づいたら幽霊会員」。
それを防ぐために、俺は転職保証プラン付きのスクールを選んだ。「辞めたら損をする構造」を意図的に作った。
貯金24万。DMM FXのキャッシュバック最大55,000円。DMM CFDの入金特典14,200円。ソフトバンク光のキャッシュバック最大40,000円。スクールの実質負担17万円に対して、これだけのキャッシュを同時に動かす計算が成り立つ。
動くタイミングは、今しかない
契約更新の面談から2ヶ月が経った。まだ派遣の契約は続いているが、「次がある保証」は何もない。
TECH::CAMPの資料請求は5分で終わる。教育訓練給付金の対象かどうかは、ハローワークでオンライン相談できる。
DMM FXの口座開設は、スマホと運転免許証で15分。キャッシュバック55,000円は、スクールの実質負担額の3割を埋める。
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ソフトバンク光の乗り換えは、現在使っている回線名と月額を把握した状態で問い合わせると話が早い。
「いつかやろう」の間にも契約更新の季節は来る。俺は3月に動いた。


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