つみたてNISA終了。新NISAの月1万は足りない

旧つみたてNISAは2023年末に終わった。2026年の今、選べるのは新NISAだけ。月1万円積立で老後2000万円に届くかを計算し、SBI証券・楽天証券の比較と最速の一手を書いた。


夜11時15分、SESの現場を出て1時間、アパートの台所でコンビニのサンドイッチを食べながらスマホを開いた。楽天証券のアプリ、積立設定の画面。「月10,000円・つみたて投資枠(新NISA)」。2年前に設定した金額のまま、一度も変えていない。年収430万円、残業は月30時間、副業を始めようと思って3か月が過ぎた。老後2000万円問題の記事を読んで眠れなかった夜が、今年に入って2回ある。

新NISAとは、2024年1月に始まった少額投資非課税制度の改正版を指す。旧制度の「つみたてNISA」は2023年12月31日に新規口座開設・新規積立が終了しており、2026年時点で「つみたてNISAか新NISAか」を比較して選ぶ余地は存在しない。

「つみたてNISAをやっている」という錯覚

Words as Pictures via stocksnap

2024年以降に楽天証券やSBI証券で口座を開いた人、または旧制度からそのまま移行した人は、「つみたてNISA」という制度を使っていない。

新NISAには二つの枠がある。「つみたて投資枠」年間120万円と「成長投資枠」年間240万円だ。合計で年間360万円、生涯非課税保有限度額1800万円、非課税期間は無期限となった。

旧つみたてNISAは年間40万円、非課税期間は20年だった。非課税投資枠は9倍に拡大し、期間は事実上無制限になった。 月1万円を積み立て続けている人は年間12万円しか使っていない計算になる。非課税枠に対して残り348万円が毎年使われずに過ぎていく。

「月1万円で十分」と感じている根拠が旧つみたてNISAの感覚から来ているなら、制度が変わった2024年時点でその感覚は更新が必要だった。

旧つみたてNISAで買ったファンドは今どこにあるか

Tim Sullivan via stocksnap

ここは重要な点なので明確に整理する。

旧つみたてNISAで保有している資産は、購入時から20年間の非課税期間が満了するまで非課税のまま保有し続けられる。 強制的に売却する必要はない。2020年に積み立てたファンドは2040年まで非課税保有が続く。

ただし、2024年1月1日以降は旧口座への新規積立ができない。楽天証券のアプリで「つみたてNISA」と表示されている残高は2023年以前の資産か、UIの表記が旧制度名のままになっているかのどちらかだ。確認は口座の「取引区分」欄を見ればわかる。

金融庁が公表している2024年NISA改正資料によれば、旧NISAの資産は新NISAの生涯枠(1800万円)にカウントされない別枠として管理される。 旧つみたてNISAで保有している500万円分の資産は、新NISAの1800万円枠に影響しない。両方を並行で持てる構造になっている。

SBI証券と楽天証券、NISA口座はどちらがいいか(2026年版)

新NISAを本格的に動かそうとしたとき、sbi証券 vs 楽天証券 nisa 比較 2026 という検索をする人が多い。2026年時点での整理は以下のとおりだ。

楽天証券のメリットは楽天経済圏との連携だ。楽天カードでの投信積立で0.5〜1%のポイント還元がある。楽天市場のSPUと組み合わせると月の還元が積み重なる。楽天モバイルや楽天カードをすでに持っている人は、この連携を活かさない理由がない。

SBI証券のメリットは三井住友カード(OliveカードはVポイント高還元)とのクレカ積立、住信SBIネット銀行との連携だ。SBIグループのサービスを軸に組んでいる人に向いている。ファンドのラインナップはどちらも充実しており、品揃えで大きな差はない。

ただし正直に言う。sbi証券 楽天証券 比較 手数料 nisaの差よりも、月いくら積み立てるかの差の方が、30年後の資産額への影響は10倍以上大きい。

月3万円と月1万円を年利5%・30年の複利計算で比べると、月1万円→約830万円(元本360万円)、月3万円→約2500万円(元本1080万円)だ。差額は約1670万円。 証券会社のポイント還元でこの差を埋める方法はない。

2026年の新NISA、ここだけ押さえれば十分

制度の現在地を一段落でまとめる。

年間360万円・生涯1800万円の非課税枠、非課税期間無期限、口座開設期間は恒久化。 これが新NISAの核だ。旧制度のように「〇年以内に使い切らないといけない」という時間プレッシャーはない。一方で成長投資枠(年240万円)で何を買えばいいか分からずつみたて投資枠しか使っていない人も多い。つみたて投資枠は指定投資信託のみ対象だが、成長投資枠では上場株式・ETF・REITが購入できる。副業で収入を作りながら投資もやる場合、つみたて投資枠は全世界株インデックスの自動積立に設定して放置し、成長投資枠で個別株やETFに手動で入る設計が現実的な入口だ。

DMM株で口座を一本追加する理由

今使っている楽天証券に不満がなければ乗り換える必要はない。ただ「もう一本、開設特典付きで口座を持っておく」選択は、今この瞬間に限っては合理的だ。

数字で言う。DMM株は新規口座開設と1回の取引(最小単位でいい)で最大10,000円相当の特典がある(2026年4月時点の公式情報による)。申し込みは5分で完結する入力フォームから始まる。

米国株と日本株の両方に対応し、NISA口座も開設できる。UIはSBI証券より画面の情報量が少なくシンプルで、「楽天証券の画面が複雑に見える」という人でも直感的に動ける。

ベネフィットは明確だ。口座開設特典の10,000円をそのまま新NISAの積立額に上乗せすれば、今月の実質積立額は月1万円+1万円になる。 副業収入を月3万円に乗せる前の段階で、最小コスト・最速でできる投資の一手がここにある。

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読者の声:月1万円のまま続けていいか?

続けてもいいが、老後2000万円には届かない。月3万円が現実的な最低ライン。

月1万円を年利5%で30年運用した場合の積立元本は360万円、運用後の試算値は約830万円だ。金融庁が2019年の「高齢社会における資産形成・管理」報告書で示した老後資金の目安(約2000万円)との差は約1170万円になる。

月3万円なら30年後の試算値は約2500万円(元本1080万円)。月5万円なら約4100万円だ。手取りが月28万円で固定費を変えずに積立を3倍にするのは無理だが、副業で月2万〜3万円を確保してそのまま積立に回す設計は現実的な範囲にある。 親(60代)の老後が頭をよぎる31歳としては、自分の老後だけでなく親の老後資金も念頭に置くなら、月1万円で止まっている余裕はない。

読者の声:新NISAで個別株やFXはできるか?

個別株は成長投資枠(年240万円)で可能。FXはNISA対象外。CFDも同様。

成長投資枠では上場株式・ETF・REITが購入できる。売買益と配当は非課税になる。FXや先物、CFDはNISA制度の対象外だ。

ただしFXやCFDはNISAとは別の軸で収益を狙える手段として使える。DMM CFDは全銘柄の取引手数料が0円で、入金特典も用意されている。 NISAで長期積立を積み上げながら、CFDで短期の値動きを取りにいく設計は、投資に慣れた段階で検討できる選択肢だ。投資にはリスクが伴い、レバレッジを使うCFDでは損失が元本を超える可能性がある点は必ず把握してから入ること。

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読者の声:旧つみたてNISAの資産はすぐ売るべきか?

急いで売る必要はない。含み益がある資産は非課税期間(最大20年)が切れるまで保有継続が基本方針。

旧つみたてNISAで2021年に積み立てたファンドは2041年まで非課税保有できる。含み益がある資産を急いで現金化する理由はない。含み損がある場合は損切りを検討する別の判断になるが、それは制度の問題ではなくファンド選択の問題だ。

一点だけ注意する。旧NISAの資産を売却しても、新NISAの生涯枠(1800万円)は回復しない。 旧NISAと新NISAは完全に別制度として管理されており、旧資産の売却で生じた「空き」は新NISA枠に変換されない。

月1万円から動くための、今日の一手

「つみたてNISAと新NISA、違いを知りたい」と検索して今日ここに来た人への答えを一行で言う。

2026年時点で選べるのは新NISAだけ。問題は月いくら積み立てるか、どの証券口座を使うかだ。

今日できる動きは三つある。一つ目、積立設定を月1万円から月2万円に上げる(生活費への影響を1か月確認してから判断)。二つ目、楽天証券 sbi証券 比較 nisa 2026 で迷っているなら、ポイント連携の強い方を選んで本口座を一本決める。三つ目、DMM株の口座開設特典10,000円を受け取り、そのまま積立の初月分に充てる。

特典10,000円は月1万円の積立1か月分に相当する。 副業で月3万円を稼ぐ前の段階で、最小コストで投資を加速する唯一の手がここにある。口座開設フォームは5分で完結し、1回の取引(100円でもいい)で特典が確定する。

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