3月30日(月)、13時47分。派遣先ビルの第3会議室に呼ばれて、田中という担当者と向き合った。
「伊藤さん、次の更新なんですが、今ちょっと状況が確定していなくて」
その先の言葉が来るまでの1.5秒が、妙に長かった。38歳、派遣3年目、東京、手取り22万、貯金24万。机の端に自分の手を置いたまま、何も言えなかった。
会議室を出て給湯室でコーヒーを入れながら思ったのは、「また転職アプリを開くか」ではなかった。スマホのホーム画面を眺めながら、リクルートエージェントのアイコンが2ヶ月前から灰色になっていることに気づいた。ログインしたのは確かもう15日以上前。dodaとマイナビ転職も、たぶん同じ状態だ。
転職アプリを3つ、全部2週間で放置した
最初に転職アプリを入れたのは2年半前だ。同期だった同僚が別の派遣先に移って「年収が40万上がった」と聞いたのがきっかけだった。
リクルートエージェントを入れて、プロフィールを半分だけ埋めた。「スキル」の欄でつまずいた。「Java 5年」「Python 少々」「インフラ経験あり」——これを何と書けばいい? そのまま放置。
2ヶ月後、dodaを試した。登録は完了した。でもメールが毎日来すぎて、フォルダごと通知オフにした。
マイナビ転職は、UIが他と違うと聞いて入れた。使い方が分からず、ホーム画面に放置したまま今日に至る。
3つのアプリで、俺がやり取りしたエージェント担当者はゼロ人だ。
エージェントなしで過ごした3年間に失ったもの
転職エージェントを使わなかった3年間で、自分が失ったものを金額にするとどのくらいか。
IT系エンジニアの正社員平均年収は、東京圏の30代後半で500万前後が中央値に近いとされている(各社IT人材レポートより)。俺の年収は22万×12ヶ月=264万、ボーナスなし。年収差は最低でも年100万以上と仮定すると、3年間で300万円以上の差になる。
貯金24万しかない理由が「稼ぎが少ない」だとすれば、この数字はただの後悔ではなく、動かなかったコストだ。
エンジニア専門エージェントと総合型、何が違うか
転職活動をやり直すと決めてまず調べたのが、エンジニア向けに特化した転職エージェントの存在だ。
リクルートエージェントやdodaは総合型で、扱う求人の業種は広い。登録者数が多い分、エンジニア求人も一定数あるが、担当するキャリアアドバイザーが「SESと受託開発の違い」「インフラとバックエンドのキャリアパスの差」をどこまで理解しているかは担当者次第になる。
エンジニア専門型のレバテックキャリアやGeekly(ギークリー)は、扱う求人の大半がIT・Web系に絞られている。キャリアアドバイザーも技術系出身者が多く、「Pythonが少しある」という話を適切に評価できる人間が対応することが多い。
俺が3年間放置し続けた根本の理由は「スキルをどう書けばいいか分からなかった」ことだ。総合型アプリでは、スキル入力欄が汎用すぎて手がかりがなかった。エンジニア専門エージェントなら、その整理を担当者が一緒にやってくれる。電話かビデオ面談で30分話すだけで、「あなたなら開発系よりインフラ・クラウド系のほうが年収が高くなる」という判断が出てくる。
38歳・派遣エンジニアは転職市場でどう見られるか
正直に言う。38歳で派遣3年というのは、転職エージェントに登録するとき多少の懸念材料にはなる。
ただ「無理」という意味ではない。2026年時点でもIT人材の不足は続いており、特にインフラ・クラウド・セキュリティ系のスキルを持つ30代後半は需要がある。
問題は「市場価値を自分だけで判断しようとすること」だ。俺が転職アプリを3回放置したのは、「自分のスキルが通用するかどうか分からない」「どのくらいの年収を書けばいいか分からない」という不安が根底にあった。これはエンジニア専門エージェントに30分話を聞いてもらえれば整理できることだ。
エージェントは成功報酬型なので、ユーザー側に料金は一切かからない。「まず話を聞くだけ」で内定を出す義務も転職する義務もない。登録から最短2〜3週間で一次面接に進めるケースもある。
転職後の年収が上がったら、最初にやること
仮に転職が決まり、年収が350万から430万になったとする。月換算で約6万の手取り増加。
この6万を「使い切るだけ」で終わらせると、生活水準が上がって終わる。貯金24万という現状から抜け出すには、増えた分の一部を「働かせる」動きが必要になる。
まず固定費を洗い出す。家賃は動かせなくても通信費は動かせる。東京の派遣エンジニアなら自宅に光回線があるはずだが、フレッツのままかプロバイダを何となく選んでいる人が多い。ソフトバンク光への乗り換えは、今なら最大40,000円のキャッシュバックと工事費実質無料で、違約金負担オプションもある(2026年4月時点の公式情報による)。月額5,800円前後で安定した速度が出て、SoftBankスマホとのセット割も利く。転職活動中のリモート回線として今から動いておく理由もある。
余剰資金をどう動かすか:SBI証券・楽天証券・FXの比較
固定費を削って月2万〜3万の余剰が出てきたとき、次に考えるのが投資だ。
2026年現在、「SBI証券 vs 楽天証券 新NISA 比較」は検索で大量に出てくる。楽天ユーザーで楽天カード積立を使うなら楽天証券が有利、それ以外はSBI証券のポイント還元と取扱商品の多さがわずかに上回るというのが多くの評価だ。楽天証券のメリットは楽天経済圏との連動で、楽天カードのポイントが積立に使える点。SBI証券のメリットはクレカ積立の選択肢が広く、三井住友カードやOliveカードとの組み合わせで最大5%還元が狙える点だ。どちらもNISA口座として十分な選択肢で、迷うくらいなら先に開いたほうで始めるのが正解に近い。
NISA月1万のインデックス積立は最低限の行動として正しい。だが貯金24万を早期に動かしたいなら、FXという選択肢が並列で存在する。
DMM FXはスマホアプリの操作性が初心者にとって最も分かりやすい部類に入る。チャートの見方が分からなくてもデモトレードで雰囲気をつかむことができ、新規口座開設+1回取引の条件達成で最大55,000円のキャッシュバックを受け取れる(2026年4月時点の公式情報による。確定率64%)。1万通貨単位から取引できるためリスクを小さく保ちながら経験を積むことも可能だ。「DMM FX vs GMOクリック証券」の比較では、スマホUIの直感性と口座開設特典の厚さでDMM FXを選ぶ人が多い。
レバレッジ取引なので元本保証はなく、損失が出るリスクは当然ある。余剰資金の一部で始め、損切りラインを決めてから動くのが基本だ。
👉 公式サイトで今すぐチェックする
FXと比較されることが多いのがCFD(差金決済取引)だ。DMM CFDは株価指数・原油・金などを取引手数料0円で扱える。SBI証券や楽天証券でインデックス積立をしながら一部をCFDで動かす組み合わせは、守りと攻めを分ける意味で選択肢として悪くない。口座開設+入金条件で14,200円の特典もある(2026年4月時点の公式情報による)。
今の俺に必要なのは、エージェントへの電話1本だ
3月末に言われた「まだ確定していない」という言葉が頭に残ったまま、4月になっても動いていなかった。
革靴は5年前に近所の靴屋で買った7800円のものだ。スーツはリクルート時代の1着を着回している。転職活動の服装を心配する前に、まずエンジニア専門エージェントに登録して30分話すだけでいい。
自分のスキルが「市場でどう評価されるか」を知るだけで、あの1.5秒の沈黙への対処が変わる。転職するかどうかはその後に決めればいい。
転職が決まったら、ソフトバンク光で固定費を削り、NISAで積立を始め、DMM FXで余剰資金を動かす。貯金24万という今の状態は、動き始めてから6ヶ月でかなり変わる可能性がある。
👉 公式サイトで今すぐチェックする
【2026年追記】
エージェント登録から3週間後——伊藤の固定費見直し記録
結論:専門エージェントで内定が出た後、固定費を月1.2万削ってキャッシュフローを整えた。転職で収入が上がっても、固定費を放置すると手残りは変わらない。
4月17日(金)、18時22分。レバテックキャリアの担当・木村から電話が来た。「伊藤さん、A社から内定の連絡がありました。年収570万、リモート週3日の条件です」
264万から570万。差額306万、月換算25.5万。電話を切ってから、俺は1分ほどスマホを机に置いたまま動けなかった。
嬉しくなかったわけじゃない。ただ、すぐに浮かんだのは別のことだった。「この収入を、ちゃんと手残りにできるか?」
—
ふと浮かんだ疑問:固定費って転職と同時に見直すべき?
木村に「入社まで2週間あるので、その間に月の支出も整理しておくと家計が安定しますよ」と言われて、確かにそうだと思った。
俺の月の固定費を書き出した。家賃68,000円、スマホ(SoftBank)6,800円、光回線(NTT)5,500円、サブスク類4,200円。合計84,500円。
光回線5,500円に気づいたのはそこだった。SoftBankユーザーなのに、ソフトバンク光に変えていなかった。調べると2026年4月時点でソフトバンク光は最大40,000円キャッシュバックキャンペーン中で、工事費も実質無料。SoftBankとのセット割でスマホ代も月1,100円下がる計算になる。
月1,100円×12ヶ月+初回キャッシュバック40,000円。初年度だけで53,200円のプラスになる数字だ。固定費を削って手残りを増やしたいなら、今すぐキャンペーンを確認するのが先だと思う。
—
収入が増えた分をどう動かすか——DMM CFDを試してみた理由
月25万の余力ができたとして、全部生活費に消えるのは「また3年後に同じことを繰り返す」未来だと思った。
調べ始めて行き着いたのが差金決済取引(CFD)だった。FXより対象が広く、金・原油・株価指数にも触れる。DMM CFDは全銘柄取引手数料0円で、2026年4月時点で入金キャンペーン特典がある。ただし、レバレッジ商品はリスクがある。元本保証はなく、相場によっては損失が出る可能性があることは理解した上で、少額から試す前提で検討した。
| 商品 | 特徴 | 報酬/特典 | おすすめ度 |
|—|—|—|—|
| ソフトバンク光 | SoftBank/Y!mobile併用で月額割引 | 最大40,000円CB+工事費実質無料 | ★★★★★ |
| DMM CFD | 全銘柄手数料0円、中級者向けCFD | 入金特典あり(2026年4月時点) | ★★★★☆ |
光回線は固定費の削減、CFDは収入の一部を運用に回すという2つの軸。両方とも「今、収入が上がっているタイミングに動く」ことが重要だと思った。
4月25日の入社日まで、あと8日。38歳でようやく、金の話を「後でいい」と先送りしなくなった気がする。
手数料0円でCFDを試したいなら、まず公式サイトで条件を確認してほしい(元本保証なし・リスク理解必須)。