3月末、昼飯のカップ麺を捨てた直後に電話が鳴った

2026年3月25日(火)の午後3時。
担当営業の石田さんから「ちょっとよろしいですか」と電話がきたのは、カップ麺のお湯をシンクに捨てた直後だった。
「次の契約更新なんですけど、クライアント側で人員整理の話が出ていて……」
声のトーンだけで、だいたいわかった。IT系の子会社に派遣で入って3年。手取り22万、独身、貯金24万。この数字が頭を一瞬で走った。
俺はその夜、コンビニで350mlの第三のビールと唐揚げ棒を買いながら、リクルートエージェントの登録ページを開いた。
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登録してから30分で電話がきた

翌朝、入力フォームを送信して30分で電話がきた。担当のキャリアアドバイザーは若い男性で、声に勢いがあった。
初回面談は翌週の土曜日10時、丸の内のオフィス。「スーツでお越しください」と言われた。
問題があった。俺のスーツは5年前のもので、ボタンが少しきつい。革靴は近所の靴屋で買った7,800円のもので、かかとがすり減っている。これが俺の「転職の装備」だった。
面談当日、担当者は20代後半に見えた。
「38歳ですと、正直、選べる求人の幅は限られます。ただリクルートエージェントには50万件以上の求人がありますから、まず書類を出してみましょう」
ここが最初の違和感だった。
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デメリット① 「全部出しましょう」の圧がきつい
担当者から送られてきた求人票は15件で、半分以上が俺のスペックを明らかに上回っていた。
「とりあえず出してみましょう、通過してから考えればいい」という進め方に、最初は素直に従った。
2週間で6社に書類を出した。通過したのは1社。
その1社の一次面接が終わった翌朝9時に、「感触はどうでしたか?次はどこに出しますか?」という電話がきた。
担当者のペースに乗せられているという感覚が強かった。転職エージェントには成功報酬型のビジネスモデルがある。求職者が早く入社するほどエージェントに利益が出る。この構造を知ってから、「早く動きましょう」という言葉の意味が少し変わって見えた。
急かされる側に立つと、それは「サポート」ではなく「追い立て」に近い体験になる。
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デメリット② 担当者のアタリハズレで結果が全部変わる
2ヶ月目に入ったあたりで、担当者の変更を申し出た。
最初の担当者は悪い人ではなかった。ただ「この求人、いいと思いますよ」の根拠が毎回薄く、IT派遣3年のキャリアをどう正社員に変換するかという提案が一切なかった。
変更後の担当者は40代の女性で、話が違った。
「派遣での経験を正社員に変換するなら、まず同じ業界の中小企業を狙うほうが現実的です。38歳で派遣歴3年だと、大手は書類で弾かれやすい」
これが最初から欲しかった情報だ。担当者を変える勇気と、変更依頼の手間を惜しまなかった人間だけが、このサービスの本当の使い方にたどり着く。
リクルートエージェントの評判として「担当者次第」という声が多い理由が、身をもってわかった。
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デメリット③ 非公開求人は「見せ球」になることがある
「非公開求人が豊富」という評判は本当だ。
ただし実際に紹介されたのは2件で、どちらも俺のスペックとは合っていなかった。確認すると「適切な案件が出たらご連絡します」という返答だった。
Indeedやdobaに載っている求人をエージェント経由で出すパターンも多い。「非公開=特別な求人」という思い込みは早計だった。求人数が多いことと、自分に合う求人が多いことは、まったく別の話だ。
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デメリット④ 3ヶ月でタイムリミットが来る
リクルートエージェントは「3ヶ月間のサポート」という仕組みで動いている。
期限が近づいたある日、「期間内に内定が取れない場合は一旦サービスを終了する場合があります」という旨の連絡がきた。俺はまだ1社の二次面接が終わったところだった。
「急いで決めなきゃ」という気持ちと「ここで妥協したら3年後もまた同じ状況になる」という気持ちが、同時にあった。
結論から言うと、タイムリミットを意識した判断で内定を受けると、後悔することがある。これがリクルートエージェント最大のデメリットかもしれない。
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転職活動中に固定費を全部切った
3ヶ月間、転職活動に集中しながら同時に家計を見直した。
理由は単純で、貯金24万では転職先の最初の給料が入るまでの橋渡しができないからだ。
最初に手をつけたのが光回線だった。入居から惰性で使っていたフレッツ光は月額約6,200円。
乗り換えたのはソフトバンク光だ。工事費は実質無料、月額は5,200円台に下がり差額が月1,000円以上出た。さらにキャッシュバック最大40,000円(2026年4月時点の公式情報による)がついたので、初期コストは事実上ゼロだった。SoftBankユーザーならスマホとのセット割でさらに削れる。
切れる固定費は全部切る。ただそれだけの話で、月のキャッシュフローが変わった。
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貯金24万で「何か始めよう」と思った理由
転職活動が一段落したとき、この数字を改めて見た。
手取り22万で3年間働いて、貯金が24万しかない。月2万も貯まっていない計算だ。
NISAを調べると、SBI証券と楽天証券の比較記事が山ほど出てきた。SBI証券は投信ラインアップが豊富で手数料が安く、楽天証券は楽天ポイント連携でポイント投資ができる──どちらも一長一短で、1週間調べてそのままにした。
長期積立は「安定した収入がある前提」だと気づいたからだ。転職直後のタイミングで新NISAに月3万を突っ込む余力はない。SBI証券 vs 楽天証券 NISAどちらを選ぶかという比較は、収入が安定してから考えればいい。
そこで目をつけたのがDMM FXだった。
スマホアプリが直感的で、口座開設フォームは10分もかからなかった。新規登録と1回の取引でキャッシュバック55,000円のキャンペーンが2026年4月時点で走っていた。
「1回の取引で55,000円」は、貯金24万の俺には無視できない数字だった。FXは元本割れのリスクがあり、損失が出る可能性もある。それでも、口座を持ってすら知らなかった世界に踏み込むコストが実質ゼロというのは、試さない理由がなかった。
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リクルートエージェントの評判、38歳派遣の正直な結論
3ヶ月使って、俺が出した答えはこうだ。
リクルートエージェントは「転職活動の補助輪」だ。担当者を変える勇気と、ペースに飲み込まれない意思があれば使えるツールだが、「プロに任せれば大丈夫」という期待は持たないほうがいい。
38歳・派遣歴3年という条件で「大手への転職」を本気で期待するのは現実的ではなかった。それを最初から教えてくれる担当者と当たれるかどうか、それが全てと言っていい。
俺は2026年4月、中小ITの正社員として転職できた。手取りは1.5万ほど上がった。薄給には違いないが、「次の更新」を怯えながら生きる感覚からは抜け出した。
転職を迷っているなら、まず無料登録だけしてみることはできる。ただし最初の担当者に違和感を感じたら、すぐ変更を申し出ること。2ヶ月経ってから動くのでは遅い。
光回線の見直しも、NISA口座の比較も、FXの口座開設も、全部「今の自分のお金と向き合う」ことから始まった。転職活動は、俺にとってそのきっかけになった。
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