23時51分、残業から帰った電車の中でスマホを開く。楽天証券のアプリだ。つみたてNISAの残高は1年で12万4,000円になっていた。月1万円を12ヶ月。計算は合っている。でも、この数字を見るたびになんとも言えない気持ちになる。「これ、本当に正解だったのか?」
SESで働く31歳、年収は430万円ちょうど。残業は月30時間ほどで、副業の時間は「取ろうと思えば取れる」レベルだ。老後2000万円問題をニュースで見て2回ほど寝れない夜があって、とりあえず新NISAを始めることにした。選んだのが楽天証券だった。
理由は単純だ。楽天カードを持っていた。楽天銀行の口座もあった。だから楽天証券。それだけ。
1年経った今、「後悔」と言い切るのは大げさかもしれない。ただ「もっとちゃんと調べてから選べばよかった」という気持ちは、ある。
楽天証券を選んだ「なんとなく」の正体

楽天エコシステムにどっぷり浸かっている人間にとって、楽天証券は最初の選択肢になりやすい。楽天ポイントで投資できる、楽天カードで月5万円まで積立できる、楽天銀行と連携してマネーブリッジを設定すれば普通預金の金利が0.1%になる——それは確かにメリットだ。
ただ、「なんとなく楽天」で選んだのに、後から気づく誤算がある。
まず、楽天カード積立のポイント付与率が変わった。2023年以降、楽天証券での楽天カード積立は対象ファンドによってポイント還元率が細かく異なるようになり、「楽天カードで積んだら1%ポイントが付く」という感覚は崩れている。月1万円しか積んでいない自分への実害は軽微だが、ポイント目的で楽天証券を選んだ人ほど、改悪後のギャップは大きかったはずだ。
次に、UIの問題。楽天証券のアプリは画面の情報量が多すぎる。NISA口座の成長投資枠と積立投資枠の残高がどこに表示されているのかを探すのに、最初の2週間は毎回迷った。慣れれば問題ないが、直感的とは言いにくい設計だ。
そして一番気になったのが、FXに踏み込もうとした時だ。
SBI証券と楽天証券、1年後に改めて比べてみた

「SBI証券 楽天証券 比較 2026」や「新NISA SBI証券 楽天証券 どっち」で検索している人がいるなら、正直に答える。
手数料とラインナップ:国内株・米国株の取引手数料は、NISA口座内であれば両社とも実質0円。積立投資だけなら差はほとんどない。商品数でいえばSBI証券のほうがETFの品揃えが多く、より細かいポートフォリオ設計ができる。
ポイントプログラム:楽天証券は楽天ポイント、SBI証券はVポイント(旧Tポイントとの統合後)。どちらのポイントを日常的に使っているかで選べばいい。楽天カードユーザーには楽天証券、三井住友カードユーザーにはSBI証券が合いやすい。
NISAとiDeCoの連携:老後資産を一か所で管理したいなら、SBI証券はiDeCoとNISAを同一プラットフォームで見やすい設計になっている。楽天証券も対応しているが、銀行・証券・iDeCoと別々の画面を行き来することになる。
「どちらが絶対に得か」という問いへの答えは、正直ない。ただ、「楽天エコシステムに依存していない人が楽天証券を選ぶ積極的な理由は薄い」というのが1年使った率直な感想だ。NISAだけで比較するなら大差ない。問題は、FXや幅広い投資に足を踏み入れたくなったとき、楽天証券がどこまで応えられるかだった。
FXを副業にしようとして、楽天FXで詰まった
去年の秋、副業を本格的に考え始めた。残業月30時間のSES勤務、手取りは月換算で約27万円。将来は親(64歳と61歳)の老後の費用も頭にある中で、「FXをサブの収入源にできないか」という考えが浮かんだ。
そのまま楽天FXのページを開いた。最初に確認したのはスプレッドだ。米ドル/円のスプレッドが0.2〜0.3銭前後で表示されていた。「これが標準か?」と思って他社と比較し始めた。
DMM FXの米ドル/円スプレッドは0.2銭。業界最狭水準とされている数字だ。一回あたりの差は小さいが、取引回数が積み重なるほど効いてくる。
次にアプリの操作感を確認した。楽天FXのスマホアプリは、チャートの拡大縮小、注文ボタンの位置、ポジション管理の画面——どれも「FXの入口」としては重くて、迷いやすい設計だった。スマホで副業として手軽にやるには、自分には向いていないと感じた。
そこで楽天FXを使わないまま数週間が過ぎた。
DMM FXで口座を開いた理由と、55,000円という数字
改めてFX口座を調べ直したときに、DMM FXの口座開設キャンペーンが目に入った。
新規口座開設と1回の取引で最大55,000円のキャッシュバック(2026年4月時点の公式情報による)。年収430万円、手取り月27万円の自分には、5万円超の現金還元は無視できない数字だ。楽天証券のNISA積立1年分(12万4,000円)の4割に相当する。
スプレッドは先述の通り米ドル/円で0.2銭。アプリを実際に開くと、注文フォームがシンプルで、チャートの操作も直感的だった。楽天FXのアプリと開いた瞬間の「分かりやすさ」が違う。
副業としてFXをやるかどうかはまだ模索中だが、口座を持つこと自体のコストはゼロだ。開設して条件を達成するだけで最大55,000円。そこだけ見ても答えは出た。
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親が60代になって、「老後2000万円」が他人事でなくなった
父が64歳、母が61歳。まだ現役だが、あと数年で年金生活に入る。自分自身の老後と親の老後が、同時に頭に乗ってきた。
月1万円の積立だけではどう計算しても足りない。年利5%で試算しても、月1万円×30年の積立は最終的に約832万円。2000万円には届かない。積立額を増やすか、投資の幅を広げるか。
「広げる先」として今見ているのがDMM CFDだ。日経225・S&P500・金・原油など多様な商品に取引手数料0円でアクセスできる。積立NISAとは違いレバレッジを使った差金決済取引なのでリスク管理は別途必要だが、入金するだけで特典が受けられる点と、手数料0円という条件はまず確認しておいて損はない。
楽天証券を後悔しているか、と聞かれたら
正直に言う。「後悔」という言葉は当たらない。楽天証券は悪い証券会社ではない。NISAで長期積立をするだけなら、今も問題なく使えている。
ただ、「楽天が好き」という感情で選んだのに、使い続ける中で「楽天である必要はなかった」と気づいた。ポイント目的で選ぶなら、ポイント付与の条件を事前に精査すべきだった。FXを含めた資産運用を広げたいなら、最初から証券口座とFX口座を分けて設計しておくべきだった。
「楽天証券 評判」や「SBI証券 楽天証券 どっち 2026」で検索している人に伝えるとすれば、それだけだ。楽天エコシステムの中で完結したい人には向いている。「投資の幅を広げたい」「FXやCFDも視野に入れたい」という人は、最初から目的別に口座を使い分けるほうが、後から乗り換える手間が省ける。
SBI証券と楽天証券の比較でどちらが上かという問いへの答えも同じだ。新NISAだけで選ぶなら大差ない。FXやCFDを後から加えたいなら、最初からDMM FXやDMM CFDを並行して持っておく設計のほうが合理的だ。
今できる、最初の一手
楽天証券のNISA口座は維持している。月1万円の積立も続けている。そこは変えない。ただし、FX口座はDMM FXに開設した。スプレッドは国内最狭水準の0.2銭、口座を持つだけで最大55,000円のキャッシュバックがある。
「楽天証券で後悔した」というより、「最初からもっと目的別に設計して選べばよかった」が正確な表現だ。今からでも遅くない。NISAはNISAで続けながら、FX口座を1つ持つ。5分で入力が終わる口座開設フォームを開くだけでいい。
👉 DMM FX 公式サイトで最大55,000円キャッシュバックの条件を確認する(2026年4月時点)


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